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奈良井宿、白樺湖、霧ヶ峰高原、高遠城

.18 2019 ドライブ comment(0) trackback(0)
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台風一過、一夜明けて、窓の障子を引くとアカマツ林の梢の奥に
青空が見えている。木の間から日が差し込んでいる。森が
生き返ったように生気にあふれている。風景が本来の高原の秋を
取り戻したかのようだ。小鳥の声、別荘の前を流れるせせらぎの音、
昨日までの憂鬱を吹き飛ばしてくれた。

岡野さんがどこへ行きたいか問うので、私はすかさず、「白樺湖、
蓼科近辺」と答える。ここにはビーナスラインという有名なドライブ
コースがある。依然来た時にはこのビーナスラインの西の端、
美ヶ原へ行ったことがある。5月とはいえ、頂上付近は雪で、
途中も霧が深く風が強かった。今回はその続きと云える東側の
コースをたどってみたかった。「とりあえずは国道19号線を北上し
奈良井宿に立ち寄り、諏訪湖の北岸を目指しましょう。そこから
まず白樺湖へ行ってみましょう」


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途中、木祖村の道の駅に立ち寄った時に不思議なことに気付いた。
看板があり、「木曽川源流の町」とある。そういえばトンネルを抜けた
奈良井宿の前の川は北方向へ流れていた。山の向こう側の川は
一体どこへ流れているんだろう。調べてみると川は名前を変えて
犀川→千曲川→信濃川となって日本海へ注いでいた。日本最長の
河川である。実はこの信濃川の流域面積は12,340K㎡と異様に広い。
長野県に降った雨は新潟まで流れていく。今回この川の上流部に降った
雨が実は中流域で容量を超えてあふれ出していたのである。
長野県に源流を持つ大河は木曽川、天竜川とあるが、長野県自身の
面積が13,585K㎡であるから、この信濃川の流域面積が如何に広いか
理解できると思う。

さてそういうことはつゆ知らず、我々は台風被害のあった松本市や
上田市、長野市などを知らないうちに避けてドライブを決行している。


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美濃路から中山道に入ると木曽十一宿があり、中でも馬籠宿や
妻籠宿は有名である。奈良井宿は現在塩尻市でかつては難所・
鳥居峠のふもとにあって、江戸時代には「奈良井千軒」と謳われ
栄えた宿場である。妻籠宿とともに国の重要伝統的建造物群保存
地区に選定される宿場である。
台風明けの翌日ということで客はまばら。本来なら秋の3連休と
いうことで観光バスがたくさん押し寄せたことだろう。ついてると
いうか、なんか少し寂しい。


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途中、岡谷でガソリンを補給。そこで道を尋ねると高速で諏訪IC
まで行き茅野市から152号線を上るのがいいという。高速に上がり
甲府方面を目指す。諏訪湖SAで休憩。諏訪湖は雨で濁っている。
この諏訪湖は天竜川の源流で遠州灘に注いでいる。

茅野の市街地で昼食にお蕎麦を食べ、緩やかな坂を上っていく。
坂が急になり、植生が少し変わってきたところで白樺湖に到着。


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きれいな湖の周りにホテルやスキー場が点在している。少し
古めかしい観光地といったところ、先に行こうと左折して坂道を
上っていくとあっという間に白樺湖が下の方に更に東側に、高い
山々が見えてきた八ヶ岳連峰である。何度も車を停め、景色の
移り変わりを眺めた。「富士山はどこですかね」八ヶ岳の右端
赤岳の右側に富士山が見えた。最初はっきり見えていた山頂は
やがて雲に隠れてぱっと見富士山とわからなくなってしまった。
車山高原を過ぎ、霧ヶ峰の富士見台で小休止。たくさんの車が
停まっている。八ヶ岳の斜面を下りた窪地に沿って中央道、
甲州街道が走っている。絶景である。この窪地は甲府へと
繋がり、その先に富士山がある。
このドライブコース、私も少し運転を代わってもらい、運転して
走ってみました。BMWはハンドルが重くてがっちりしています。
なれると運転しやすい車でしたが、右折左折のランプが
左側、右がワイパーと日本車と反対なので、どうにもこれが・・・
やはり自分の車でもう一度走ってみたいものです。/span>

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富士見台を少し過ぎたところに車山のレーダー観測所への
上り路があった。ここで下りて、西側の展望を見ようと
ドライブインの裏の小高い場所へ行ってみた。少し下方に
八島ヶ原湿原が見えた。松本盆地の向こうにそびえる
北アルプスはこの日たなびく雲に隠れて見えなかった。
霧ヶ峰スキー場から諏訪湖へ降りていくことにした。
山を越えて伊那谷に出ようという計画である。


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ところが諏訪湖を過ぎて152号線の登り口に左側車線が
通行止めになっている。台風で被害があったようだ。スマホで
調べると電柱が峠近くで倒れているという。だが反対車線は
オープンで車が数台下りてきた。これはいけると勝手に
判断して坂道を登り始める。峠付近で撤去作業をしていたが
難なく通過できた。峠を越えて伊那谷を下っていく。


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やがて目の前に高遠城が見えてきた。山の向こうに日が
沈みかけているが、せっかくなので高遠城を見に行く。
高遠城は桜の名所である。桜は明治9年旧藩士の手により
植えられ、現在1500本を数える。葉がソメイヨシノに比べると
小さいし、木の姿というか枝ぶりがまるで違う。タカトウコヒガン
ザクラという固有種で花びらの赤みが強いのが特徴です。
桜の咲く季節には多くの観光客が押し寄せ、見るのも大変らしい。
城は山城といった感じで一部が石垣だが他は土塁。空堀が
ほとんどだ。戦国時代の城がそのまま残った様相をしている。
武田と織田、徳川の戦いで攻防を繰り返した城である。
地理的に見ても我々が通過した峠の北側に諏訪があり、
諏訪を手に入れた武田信玄が峠を越えたこの高遠城を
駿河、遠江への進出拠点にしたのがよくわかります。


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とても長い一日でした。伊那から権兵衛トンネルを抜けて
木曽谷に入り木曽駒高原の別荘に帰り着いた頃はすっかり
暗くなっていました。夕食を作り、食卓に並べてビールで乾杯し
テレビをつけラグビーワールドカップ 日本ースコットランド戦を
観戦。結果はご存じの通り。最高の一日になりました。

明日はいよいよこの別荘とお別れです。






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