市木石波地区綱引き

.04 2017 祭り comment(0) trackback(0)
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十五夜の日に市木石波地区で綱引きがあるというので
撮影に出かけることにした。
3時半からと聞いて現地を尋ねるとまだ人が少ない。
5時からだという。
おまけにどんなところかと期待していたら、集落の農道の
脇の小さな祠のまわりでどうもある様子。

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ポツポツと人々が稲藁を抱えて集まってくる。
先に来た人から稲藁を解き、細かなくずわらを
取り除き、使える藁束を選別している。
熱心に縄を編んでいる人もいる。

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綱引き用の太い綱をなうのに太鼓と鐘の音に合わせて
集落の古老が歌を歌う。もうこの人しか歌える人が
いないというので歌を録音し歌詞や音を記録している。
歌の伝承は難しいのだ。

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歌に合わせて太縄が編まれていく。新しい藁を
継ぎ足してねじっていく。瞬く間に綱は長く伸びていく。

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十五夜に綱引きというのが私にはさっぱり分からなかった。
なんで?綱引きなの???

少し調べてみた。

大綱引きの正確な由緒や開始時期は不詳ですが、口伝によれば約400年前の江戸時代初めの頃から、伊勢天照御祖神社(通称大石神社)の氏子の人々が名月の夜に綱引きを行ったものと伝わっています。綱引きをしなかった年には悪疫がはやるとの伝説もあり、無病息災・五穀豊穣を祈願して行われた行事であると考えられています。

九州中南部の宮崎、熊本、鹿児島から南島にかけて、旧暦8月15日に綱引を行う。もともと綱引きは日本、朝鮮、東南アジアの地域に多く見られ、主に稲作の吉凶を占う行事であるとされてきた。

十五夜の満月は望月(もちづき)ともいい、その満月は丸いお餅になぞらえることが多いのです。丸いお餅は豊作豊穣の象徴であり、満月もまた同じです。十五夜の祭りに綱引きをするというのはおそらく秋の実りを占い、豊作への願いを込めたものと思われます。
綱引きの綱もまた稲藁で作られますから沢山の稲が自分たちも田に実るようにとの祈りが込められているのでしょう。各地で綱引き神事が残されているところは結構多いのですが本来はそういった豊作祈願の神事のようです。
なかには悪い大蛇を追い出すといった由来が付加されている場合もありますが、これも蛇が卵を飲むように、豊作の象徴の月を飲み込もうとする大蛇を退治することで豊作を願ったと考えることが出来ます。

などとあります。
なるほど「豊作祈願の神事」か

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さて2本編まれた綱の1本を中央部に括りそこに
御幣を立てます。
そこを祠の中心に置いて、さあいよいよ綱引きの
始まりです。

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「はーい、上引いて。・・・・はーい、下引いて。・・・・
はーい、最後に両方で引いて・・・・」とこれで終わりです。
かなり儀式めいた綱引きなのです。

「昔は若者がこの綱引きをめぐってよう喧嘩になりました」と
懐かしげに語る。

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終わったら、皆でこの綱を担いで移動し始めました。
皆で後を追います。

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田んぼに出ました。さらに歩いて、今度は
田んぼの畦を行きます。そしてその一角で
その綱をとぐろ巻きにしてその上に御幣を
2本立てて終わりです。

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とぐろ巻きにされた大縄はまるで大蛇のようですね。

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帰ってくると集落内の農道の三叉路にシートを
広げ、月見の宴が始まりました。

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「どうぞ、入ってください」との声。私も遠慮なく
仲間に加わって一緒にご馳走になり、集落の人たちと
声を交わします。

夕焼けが止んだ頃、少し早めに暇をこい、失礼する。

帰り道、幸島の真上に満月が顔を出した。

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