日々のこと

.28 2017 日記 comment(0) trackback(0)
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先日、テレビの番組表を見ていたらアナザーストーリーの
表題が面白そうだったので録画しておいた。テーマは
「落語を救った男たち 天才現る!古今亭志ん朝の衝撃」
内容は
1961年暮れ、古今亭志ん生倒れる!居眠りをしても客が
喜んだ男が病に倒れた時、落語は衰退の危機を迎えた。
娯楽が多様化し、演芸場は閉鎖。それを救った天才が
古今亭志ん朝。圧倒的な話芸は今なお伝説。
だがその素顔は驚くほど知られていない。とびきりシャイで、
取材を好まなかったためだ。今回、ライバル立川談志をはじめ、
関係者の証言で知られざるエピソードを発掘。
落語家たちが“あの”語り口で振り返る、笑撃の真実

この番組は面白かった。実は以前ビッグコミックオリジナルで
落語をテーマにした漫画があり、主人公が落語に憧れて
師匠に弟子入りし、様々な落語を習いながら成長していく
物語だった。その中で語られる古典落語の物語をいくつか
覚えた。有名な「文七元結」や「芝浜」などはそこで知った。

図書館に落語のCDがあるのを見つけた。とりあえずは
古今亭志ん朝の「文七元結」「芝浜、百川」を借りてきて
聞く。正直・・・・・いいね・・・・いいよ・・・・・これ
さて・・・・次は何を借りようかな。

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前回の読書会の時、司馬遼太郎について少し書いたのだけれど
その時、参考にした本がある。
宮城谷昌光さんの「三国志読本」である。内容は様々な人たちとの
対談集になっていて、それが面白かった。
例えば江夏投手とはお互いが大好きな司馬遼太郎の小説について
対談をする。白川静さんとは当然、漢字の話。
その中で経団連名誉会長の平岩外四さんと藤沢周平の作品について
話をする場面が出てくる。この2人が藤沢周平の作品集で
一番いいと上げたのが「三屋清左衛門残日録」であり、短編集では
「玄鳥」でした。ありんこ文庫(弟の書棚)を覗くと幸い2冊ともある。
早速読んでみた。

「三屋清左衛門残日録」は読んでみるとなるほど見事な小説であった。
清左衛門はそれほど身分の高い家の出身ではなかったが前藩主の
側近、用人に取り立てられた後、新藩主のもとで1年ほど勤めた後、
家督を息子に譲り、隠居した。息子にはしっかりものの嫁と男の子供も
いて、先行きに不安はない。家内を数年前に亡くし、独り身の隠居である。
隠居の後の安堵と寂寥感から日記を書く事にした。
日記の表紙に「残日録」とあるのを見た嫁が「でも、残日録というのは
いかがでしょうね」「今少しお賑やかなお名前でもよかったのでは、と
思いますが」・・・・・・清左衛門が応える。
「日残りて昏るるに未だ遠しの意味でな。残る日を数えようという
わけではない」
こうして、短編にも似た物語が一つ一つ始まるのであるが、
ひとつひとつの物語はバラバラのようにも見える。市井のこと、
藩政のこと、現役時代に端を発したことなど。ところが最後に
振り返ってみると大きな一つの流れの小説になっているのである。
ひとつひとつの小さな物語はひとつの解決を見た時点で
さらりと余韻を残して終わる。書き足りないくらいあっさりしている
のだが、その余韻が読者の想像力を喚起するので、読後が
心地よいのである。
いい小説とはきっとこういうものを言うのだと感じ入った。

「玄鳥」の方は残念ながら読みかけである。

私もあと5年もしたらこのブログの副題「酔龍亭雑記」を
「酔龍残日録」にしようかなどと思ったりする。
さてさて、そこまで続けば良いのだが

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時々、大人にもやさしい楽譜を買ってきてはピアノの前に
座り、ひっかかりひっかかりしながらピアノを弾いている。
先日見た映画「美女と野獣」のメインテーマは以前から
弾いていたのだが、映画を見ながら、そうか歌うような
ゆっくりしたテンポなのだと気づき、せっかちに弾いていたのを
改めて家事の合間にゆったりと弾いてみる。
ささやかな楽しみなのである。




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