ひこばえ

.06 2017 読書 comment(0) trackback(0)
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はがき随筆のことを最近あまりお伝えしていなかった。
月1で毎回、合評会に真面目に出席もし、作品も出し続けている。
2月が全体総会で飛んだり、4月から新しい支局長(毎日新聞宮崎市局)
に代わられたりと少しずつ某かは変化しつつもなんとか続いている。

3月、5月、6月の作品を恥ずかしながら紹介しよう。
4月はちょっと情景描写を詩的表現で書いてみたら
みんなから集中砲火を浴びた。修正しようにも、こちらの意図が
上手く伝わらなかったものだから、パスすることにした。

試行錯誤は続いている。いろいろ書いてみれば少しは
何かが掴めるかも知れない。

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           冬になれば

 大阪にいた頃、毎年2月の連休は退職後山にこもる会社の先
輩夫婦のログハウスを訪ねた。
 近くのスキー場で滑った後に立ち寄ると雪の中をカンジキを
持って道路まで迎えに来てくれた。薪ストーブに温められた室
内でお酒を飲みながら山暮らしの様子を楽しそうに語ってくれ
た。「雪に埋もれて大変ですね」と問うと「雪が降るまで忙しく、
その間とりためた録画を見て楽しんでいます。」という。
 その生き方に後押しされるように、定年後串間で暮らし始め
た。4年目の暮れ、奥さんから喪中はがきが届いた。冬になる
と雪山のログハウスを思い出す。

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           木々に囲まれて

 我が家は緑に覆われている。私は雑木の庭と思っているのだ
が、友人に言わせると野生の庭だという。中央には樹齢45年の
桜が剪定されることもなく枝を広げ、足元には中低木や草花が
茂っている。
 庭の成長しすぎた桃とハクモクレンとツバキを花が咲き終わ
った順に剪定した。5月に入り、垣根を摘んでいると、通行人が
「きれいになりますね」と声をかけて通り過ぎていった。
 ある日、遠くの山で「チョットコイ」と鳴いていたコジュケ
イが自然林と間違えたか庭先で鳴いた。庭をきれいにと私を叱
るかのようであった。

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               夕焼け

 晴れた空に筋雲が流れている。夕陽が山に沈むと雲が紅く染ま
りだした。こんな夕焼けの空を1時間近く眺めていた。働いて
いた頃であれば、「そんな事やってる場合じゃない」と切り捨
てた行為だった。それが今では日々の暮らしの潤いである。
 広がる夕焼け空を見ながら、かつての自分のように忙しく働
いている人達に、「人生は短い。そんな事にかまけている場合じ
ゃないだろう」と同じ言葉を違う意味で吐いていた。
 夕焼けはそんな不遜な言葉を笑うように忙しい人にも、そう
でない人にも同じように穏やかなあかね色を落としていった。





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