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魚をもらう

.01 2020 料理 comment(0) trackback(0)
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 ヨシくんが久しぶりに漁に出たからと魚を持ってきてくれた。「最近、どうや?」
「全然駄目ですわ。高級魚が二束三文で買いたたかれるから、普通の魚を捕る
しかないですわ」。ヨシくんは毎年春から鹿児島県の沖合でアカムツ(のどぐろ)
を捕っている。単価の高い高級魚だ。だが今、それらの魚を扱う料理店や料亭
などが軒並み店を閉めている。買い手がないから、安値で買いたたかれる。だ
から普通にスーパーに並ぶ大衆魚を捕るしかないという。「緊急事態宣言が解
除されても、そうした飲食業が普通に戻るには時間がかかるぞ」「そうなんです
よ」「久しぶりに畑で夏野菜でも作れよ」「漁に出ても油代が出んぞ」
 結局、こういうところにまで新型コロナウイルスの影響は及んでいる。先日、
宮崎に住む友人の営むお菓子屋さんの状況を聞いたら、やはり影響は大きい
が店を閉めることはしていないという。だが通常観光客相手の比率の高い支店
ほど落ち込みがひどく、街中の支店の方が影響は少ないという。観光産業や飲
食業という市場が消えてしまった時、そこに関わっていた人々は次の一手をどう
打てばいいのだろう。
 最近、NHKのBS1を見る機会が多くなった。色んなチャンネルの中でといっても
宮崎では数局しか選択肢がないのだが、このBS1が一番、新型コロナウイルス
関連の番組を取り上げている。昨夜、何気に見た番組は、中国で非常事態が解
除された北京で人々がどうやって生活しているかを描いていて興味深かった。
案の定、飲食店はガラガラというか、人々が振り向きもしない。そんな中、ある
飲食店がその店の得意な料理レシピをインターネットで紹介し、その材料を届け
るという商売を始めた。なるほどと感心したのは、狙いを不特定多数ではなく、
各支店から半径数キロの近隣を対象としたことだ。近い将来、その人たちにお店
に来て食べてほしいという願いを込めて。市場を身近で特定の範囲に絞り込んだ
戦略に感心した。
 いつまでも現状を嘆いているわけにはいかない。緊急事態宣言が解除されても
戻らないものをただ待っているわけにはいかない。そろそろ次の事態を想像して
おかねばならない。


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 もらった魚はレンコ鯛4匹とエバ1匹。夕方もらうとちょっと気が重い。自分の
夕食を作り、食べ、後片付けをして、それからこれらの魚を捌く。始めるまで
少し、気が重い。捌き始めると無心でやるしかない。エバの頭を切り落としたら
えらの間に何か挟まっている。引き出したらシャコだった。「ええもん食ってるや
ないか」。レンコ鯛は室内でのうろこ取りに気を遣う。それでも周りにうろこが
飛び散る。


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 最後に切り分けたものをそれぞれトレーに入れて冷蔵庫に仕舞った。2,3日で
食べきれないものは冷凍庫に移す。冷凍庫に移すとすぐ忘れる。困ったものだ。





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