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夏のおわり

.31 2019 日記 comment(0) trackback(0)
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この季節になると口ずさみたくなる歌があります。
トア・エ・モアの「誰もいない海」です。
海水浴で賑わった海辺に秋風が吹き、この夏の
賑わいの名残だけが感じられる。ああ、いい歌
だったなとその歌詞を調べてみました。


今はもう秋誰もいない海
知らん顔して人がゆきすぎても
わたしは忘れない
海に約束したから
つらくてもつらくても
死にはしないと

最後の一行にギョッとしてしまいます。
えっ、こんな歌だったの。この夏なんかつらく悲しい
出来事があったんだ。それも死にたくなるほどの。
と一瞬思ったのですが、よく読むと「どんなにつらくとも
死ぬほどつらくはない。だから耐えられる」ということでしょうか。

口ずさんだり、歌ったりしている側は
夏の終わりのなんとなく淋し気な情景を思い浮かべ
ながらたいして歌の本当の意味に気づいていないのに
きっと作詞者には、単なる季節の情景ではない
深い悲しみが先にあり、そこに「誰もいない海」を
かぶせたのではないかと思います。結構、重たい歌
だったんですね。

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夏休みのない大人の世界でも、子供たちの新学期は
「夏の終わり」を実にはっきりと示してくれています。
毎朝、前の道路に出て、子供たちの屈託のない笑顔で
集団登校する子供達を見ていて、実はひとりひとり
表情が違うことに気づきます。そういえば子供のころ、
能天気に毎日が楽しかったわけではなく、今思えば
何でもないような事柄ひとつでもくよくよと悩んだり
嫌だなーと思うことが今よりずっとたくさんあったような
気もするのです。

大人だって、きっと誰も気づいてはくれないけれど
ひどく傷ついた思いや無念さや将来へのどうしようもない
不安を抱えながらも、子供たちの新学期の気持ちに
合わせて笑顔で臨もうとしているんでしょうね。


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みんな、誰も知らない自分だけの物語を生きている。
でも自分の物語を一人ぐらい知っていてほしい。
皆そう思って生きている。

熱が少しずつ冷めていく季節、体から熱が少しずつ
奪われていく感覚に、心が抵抗して奪われようとする熱を
引き留めようとする。
夏のおわりは何となく少し感傷的になってしまいます。






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