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忌中

.20 2013 日記 comment(0) trackback(0)
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「忌中」の家にいて、一日を過ごす中で日常を取り戻すのはなかなか大変です。それは家の中に祭壇が祀られそこに遺影と遺骨が置いてあるからです。朝、水を替え、3本の線香(娘たちの分)をあげて一日が始まるのですが、一日のうちで何度もそこを通れば線香をあげます。暑い毎日で花はすぐにしおれてしまいます。水を替えたり、新しい花を買ってきて替えたりしていますが、昨日、宅急便で大阪から大きな花束が届きました。あとから人づてに由紀子の死を聞かされたお友達が送ってこられたのでした。突然の悲報を聞かされたそのお友達のショックを考えると同じような気持ちになり私もまた悲しみの中に引き戻されてしまいます。

告別式の翌日、串間神社の神主さん(父方の本家)が訪ねてこられ、忌中の過ごし方を尋ねると「歌舞音曲は控えること。神社は穢れを嫌うから鳥居から中には入ってはいけない。(お寺は葬式を行ったり法要を行う施設であるから入っても良い)忌中はとにかくあまり出歩かないことですね。」それはきっと車を運転していてもフッと亡くなった方のことを考えたりして、心の方が落ち着きを取り戻していないので事故に繋がりかねないとの配慮もあるようです。


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最近、朝早く目が覚めるようになりました。運動を兼ねて40分~50分散歩をすることにしました。水田はすっかり稲穂が黄色づいて垂れてきています。朝日が指すと周り一面が黄金色に輝きます。梅雨が明けて大きな雨は一度も降っていません。あちらこちらで夏草を刈ったあとに出くわします。夏草の独特の香りがします。今朝も遠くで涼しい朝のうちから田んぼのあぜの草を刈る音が響いてます。

死別を経験した人にとって、悲しむことと前に進むことが生きる上で大切なのだそうです。前に進むことを躊躇させるのは日常に紛れて大切な人のことを忘れてしまうのではないかとか生き残った自分が楽しい時間を過ごしていいのかといった感覚のようです。今はそうしたことがよくわかります。ただ、忌中の間は今のような毎日を過ごす中で今少し死者に寄り添っていようと思っています。



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