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夕陽を眺める時間が欲しい

.14 2013 日記 comment(0) trackback(0)
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 昔の資料を整理していたら、建築家香山壽夫氏の書かれた時評のコピーが1枚出てきた。タイトルはちょっと長い。夕陽を眺める時間が欲しい 「シンプル・ライフ」を求めて都市を捨てる人たち、というちょっと長いタイトルである。多分、忙しかった時分に、過去の私が建築雑誌に載ったこの時評を読んで感じ入ることがあったのであろう。今再び読み返してみる。趣旨は以下のようなものである。

ものがありすぎる。メディアもうるさい。大げさな建築も都市施設もいらない。本当に自分のやりたいことに時間を使おう。そのために生活と空間をシンプルにしよう。そうした内容の本がアメリカでいくつか話題になり、ベストセラーになっている。いくつかの本を例に引きながら、これらのに共通の特徴は「シンプル・ライフ」をこれまでの貴族や芸術家と異なる普通の市民たちがごく普通の市民生活を送りつつ実行しようとしていること。これらは文明批評や社会批判といった高踏的な形や、隠遁といった現実否定的な姿勢を取らず、その多くは平凡で幸せな生活を送るための「ハウ・トウ」もの、手引書といった形式をとっている。それに面白いのは主に女性の作家が多いことだという。

最後に紹介されているイレン・セントジェームスの「人生を複雑にしない100の方法」をもっとも読みやすい実用的な本として紹介されている。こういうのはたいてい誰かがブログに取り上げているに違いないとインターネット検索をかけるとたくさんの記事が出ている。今回はここで紹介するのはやめておきますがその83番目の項目に「夕日を眺める時間をとろう」とある。正直、この時評のことはまるで覚えていない。だがさまざまな紆余曲折を経て今、私はその「シンプル・ライフ」のような生活を送っている。手引書を丹念に読んでこのような生活を選択したわけではないが、毎日とはいかないまでも夕日を眺める生活を送っている。過去の私の思いが心の底の方でどうやらそんな生活を欲していたようである。


下記のブログに100の方法が記されています。興味のある方は参考にしてください。
http://blog.livedoor.jp/ton20071208/archives/1027562.html


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