老いて歌おう

.30 2012 読書 comment(2) trackback(0)
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 本屋で何気なく手にした短歌集を買ってしまいました。「老いて歌おう 2012 全国版第11集」宮崎が生んだ全国高齢者万葉集、平成24年度応募の2835首収録とある。

この短歌大会の始まりは、宮崎県内の介護老人保健施設に入所されていた94歳の女性の「短歌を作りたい」という一言によって行われた月1回の短歌教室でした。その短歌教室が県内の大会へと発展し、九州大会を経て全国大会へと発展を遂げ、現在では介護や支援を受けられている高齢者の方のみならず、家族を介護している方、老人福祉施設等の職員及びボランティア、医療・介護を学んでいる学生にも対象を広げ、今年は全都道府県より2835人,4657首の歌が寄せられ海外からの応募もあるそうです。

80歳代、90歳代、100歳代の方々の短歌が並ぶページは圧巻です。たくさんありすぎますのでいくつか紹介します。

要介護・要支援高齢者の部 最優秀賞

老いも死も今は思うまじ生きの良き鰆と真子を貰いて食いたり
                井出義子(94歳 岡山県)

介護者の部 最優秀賞

盲目の妻を残して死ねないと卒寿の義父は検診に行く              
                黒木直行(69歳 宮崎県)

短歌というのはご存知のようにわずか三十一文字からなっています。そうであるだけに凝縮された「言葉」はいろんな情景を伴って我々の心に訴えかけてきます。解説など不要ですね。

凛として生きたいものです。



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