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今城塚古墳

.15 2012 街歩き comment(0) trackback(0)
 久しぶりにマウンテンバイクを引っ張り出して近所を走った。高槻の桜公園に行ってみようと思った。昔通ったコースを自転車で久しぶりにたどると今城塚古墳の前に出た。古墳の公園化整備工事を随分長い間やっていた。公園の中を人が散歩している。よく見ると工事が完了しているようだ。自転車を停めて整備工事完了後初めて今城塚古墳に入る。

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整備工事前はこの今城塚古墳は散歩コースだった。実はこの古墳が日本史上重要な古墳であることはまるで知らなかった。それはこの古墳の状況がそうだったからだ。私の最初の感想は「住宅地の中になんか面白そうな池と森があり、散歩コースとしては面白い」である。森の中に池が2箇所あり、そこでは常連の釣師がフナや鯉を釣っていた。結構大きな鯉が生息していて、いかにも大物が潜んでいそうな怪しげな場所だった。

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多分周囲の住宅地で育った子供達には、思い出深い遊び場だったのではないかと思っている。外側の堀に当る部分は近所の人たちが勝手に耕して菜園を作っていた。子供達は堀の延長の沼でザリガニを捕っていた。内部の堀の外周は広葉樹の森になっていたから子供達には絶好の遊び場だったに違いない。いろんな昆虫が随分採集できたのできたのではないかと推察する。

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1997年から行われた高槻市の発掘調査で2重の堀を区分する内堤から大量の埴輪が発掘された。これは日本最大の埴輪祭祀区でこの古墳が大王の墓(天皇陵)であることを示している。今城塚古墳は淀川水系では最大の規模を誇る。実は私の家から5分の位置に継体天皇陵(茶臼山古墳)がある。学者はこの今城塚古墳の方が実は継体天皇陵ではないかとの確信を得ているが、宮内庁は認めていないと言うことらしい。この宮内庁の天皇陵墓確定は明治期であるから、当時の調査結果と外観の見栄えだけで決められたのではないかと思われる。

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まさかこの公園にその埴輪のレプリカが常設展示されているとは思わなかった。ただあまりにも開けっぴろげに公園内に置かれているので誰かのいたずらで破壊されはせぬかと心配になる。埴輪は実に見ごたえがあります。なんだかこれら埴輪の一つ一つをじっと見ているとおおらかな気持ちになるし遠い時代の歴史が随分身近に感じられます。

幸いな事にこの古墳、間違いなく一級品なのですが、宮内庁に冷たくされているがために、昔同様古墳内部にまで昔の散歩道が生きていて、散策できるのです。こんな古墳なかなかないと思います。

以前紹介したのですが(2011年3月6日)現在の継体天皇陵の少し北側の土室には埴輪工場の遺跡があり、公園(新池遺跡埴輪工場公園)になっています。



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