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満開の桜

.06 2012 南の端の国 comment(0) trackback(0)
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 昨日、突然急用ができ、飛行機で田舎に帰ってきました。
駅からタクシーで家の前まで、勝手口を開け荷物を置いて庭に回る。「間に合った」40年我が家で咲き続けた桜を初めて間近に見る。強風が時折枝を揺する。花房は揺れるがまだそれほど花弁は散らない。「ああ、今日からまた始まる」

 願はくは 花の下にて春死なむ そのきさらぎの 望月のころ

そんな短歌をつぶやいてみる。父は18年前の4月9日、庭のこの桜が舞い散るのを眺めながらあの世へと旅立った。

昨年春、歴史ハイキングで吉野の最奥部「奥千本」にある西行庵を訪れた。(2011年4月22日のブログ)昼でも人気がなければ本当にさみしい場所である。西行のこの短歌は風流の極みであるかもしれない。やんごとなき女性との恋が旬を過ぎた瞬間に北面の武士を辞し、頭を丸めて出家する。そうして死に対してすらその美学を通そうとする厳しさが凛として伝わってくる。こんな最期を見据えて生きなければと思います。

始まりは「満開の桜」。なんとなくそう決めていたのです。
今日からまたブログ再開です。



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