椎葉釣行 2日目

.28 2016 渓流釣り comment(0) trackback(0)
DSC_3900_convert_20161002115009.jpg

昨夜は飲み過ぎた。夕食を先に食べたので五右衛門風呂に
入るのも遅くなった。何時頃寝たんだろう。
夜中の3時頃目が覚めて、一瞬どこに寝ているのかわからなかった。
最初に頭に浮かんだのは、釣った魚を捌かなくてはだった。
ふらつきながら台所に行くと
なんと2匹ほどが開きになっていて、もう一匹は背中に刃が当たった状態の
まま、残りのヤマメは流しに転がっている。
一体何があればこうなるのだろう。
どうも魚をさばいている時に眠気に襲われ、作業を放り出して
布団に寝たらしい。まるで記憶がない。

魚をさばき終わって網籠に干して再び寝た。

その日早朝の釣りは辞めて食事を少し早めにして
それから釣りに出ることにした。
空は曇っているし、雨模様だからそんな風にゆっくりスタートである。

谷山さんが朝食を作っている間、カメラを持って
ちょっと朝の撮影。


DSC_3912_convert_20161002115042.jpg

霧が川筋に沸き起こり移動する。
風景が刻々と変化する。
小崎地区の最深部川の口集落の朝の風景である。
早いところで稲刈りが始まっていた。
山あいに点在する水田の稲穂が黄金色に輝いている。


DSC_3913_convert_20161002115119.jpg
DSC_3935_convert_20161002115149.jpg

道路の右側、この丘の上の屋根が見えているのが
民宿「上村」だ。
この時期、一面に彼岸花が咲き誇っている。


DSC_3956_convert_20161002115222.jpg

民宿の全景、手前が納屋で奥が母屋
車は縁側まで乗り入れ、荷物はそのまま
運び入れる。

山々はまだ秋の装いには程遠いのだが
栗の木の下のイガや柿がわずかに
初秋の香りを発している。

朝食はなんと谷山さんが鮎を冷凍して持参
それを焼いて身をほぐし、鮎飯を作ってくれた。
「どや、うまいやろう」「小骨が・・・」
「アホ、いちいち出さんと噛み砕け」
「・・・・・美味しいです・・・・・」


DSCN9626_convert_20161002115306.jpg

行ってみたい源流があった。今日はそれをせめる。
出がけに小雨が降り出した。雨具を着用して
上流の支流に沿って山道を登る。汗が噴き出す。
砂防を二つ越えた。


DSCN9620_convert_20161002115332.jpg

数年前に山崩れがあった場所の下を通る。

DSCN9597_convert_20161002115357.jpg
DSCN9601_convert_20161002115428.jpg

細い流れの小さな落ち込みに釣り糸を投じながら
少しずつ登っていく、小さな滝が連続して
上にはもっとましな淀みがあって
そこに大魚が潜んでいるとワクワクしながら
崖をよじ登る。


DSCN9617_convert_20161002115452.jpg

さあ、もう一つ上に緑が見える。
頑張ってみようかと思ったが
帰りの時間が気になる。
今回はここまでにしておこう。


DSCN9618_convert_20161002115515.jpg

登ってきた下を振り返る。
「ゲッ、結構登っている」
さあ、こんどはこの来た道(崖)を降りねばならない。
「南無さん」
釣り人というのはこんなふうにアホなのです。


DSCN9634_convert_20161002115537.jpg

まるで山登りしていた気分である。帰りに
下の砂防の下の流れまで崖を降りて釣り下った。
里の稲田が美しい。

昼過ぎに宿に帰ると谷山さんがカレーを作って
くれていた。「ひょっとしてこのカレー鮎飯にかかってます。」
「アホ、文句言わんと食え」

食後二人で民宿丹野へご主人の圭之さんを訪ねる。
前回、コーヒーをご馳走になった時、サウナを作りたいという
話を聞いていたので、自分の建築資料の中から捜して
サウナの本を持ってきた。中身をざっと説明して
この本貸しておくから勉強して立派なサウナを作って
ください。できたらサウナに入りに来ます。


DSCN9657_convert_20161002115602.jpg

午後の釣りに出る。
雨具は暑いので持たずに出たら
釣り場で雨が降り始めた。
仕方ないので大きな木の下で雨宿り、小止みなったところで
再び釣り始める。

実は午後の釣りはすぐ近くで宿の真下から入る釣り場が
あるのだがそこは上流に大きな滝があってその上に行けない。
では上流から下ったらいいではないかと思うのだが
上流の橋の下に降りて下流を覗くと大きな落ち込みがあって
とても降りることが出来ない。谷は深い。
ウーン、ここへ降りていく道はないものか。
いろいろ探したら、それらしい道を見つけた。
転げ落ちそうな急な道というか獣道のようなものだ。
降りてみる。
巨大な窪地のようなところに出た。
上流の崖の中央から滝の水が吹き出している。
その流れは小さな落ち込みを作りながら
段々と下へ下っており、最下流は例の大きな滝の上になっていて
上も下も川沿いには出ることがかなわない。
しばらくここで釣る。ここはいい。春先はきっと釣れそうだ。
夕方、5時まで釣ってまた崖をよじ登り戻る。


DSCN9660_convert_20161002115624.jpg

この日、午後出がけに宿主の輝基さんがやってきた。
谷山さん「俺、風呂沸かすわ」と宿主に代わって
五右衛門風呂の風呂焚きを始めた。

私が帰り着いたとき、輝基さんは帰ったところだった。
この日の夕食は私が作る予定だったのだが、
材料も料理も分かっていたので谷山さんが
作っていてくれた。それになんと輝基さんに
夕食を勧め、ご馳走したのだそうである。

私とすれば釣りに専念できるので嬉しくはあるが
いやーなんというか、「あんた、何しに来たの?」
まあいいか、谷山さんは実は「恐怖の専属料理人兼風呂焚きおっさん」
なのであった。こんな山の中で数日過ごすのに
なくてはならない人物なのでありました。


DSCN9667_convert_20161002115651.jpg

翌朝、早く起きて上流を釣ろうと支度をして宿を出た。
もう少しで目的地というところで「あれ?竿がない」
なんと釣竿を持たずに来てしまった。


DSCN9668_convert_20161002115712.jpg

宿まで戻り、釣り竿を持って再び・・・と思ったが気が萎えた。
真下の川で釣ることにした。カメラも電池が切れていたので
置いて出た。
釣り始めて、冷蔵庫に入れておいたエサ箱のミミズが少ないことに
気づいた。上流の滝のところで餌が切れた。
帰って朝食。食後、冷蔵庫を覗いた谷山さんが
「おい、ミミズが逃げ出しとるぞ」「えっ?」
箱に入ったものは封を切っていないので出ていないが
一緒にビニール袋に入れておいた餌箱から脱走した数匹が
冷蔵庫内を逃げ回っている。女性がいたら悲鳴が聞こえるところである。
大半はビニールの中だった。どうりでエサ箱の中のミミズが
少なかったはず。この日はついていない。


DSCN9674_convert_20161002115731.jpg

輝基さんにまたお土産にナバ木を5本ずつもらった。
11月頃になると椎茸がわんさか出てくる。
楽しみである。

昼前に宿を出て、上椎葉で昼のお蕎麦を食べて
帰った。工事区間は事前に通行止めの時間がわかっていたので
今回はうまく回避できた。

昨年は春と秋に2回釣りに椎葉を訪れ、更に竹の枝尾の夜神楽を見に
合わせて3回訪れた。今年も都合が合えば又、夜神楽に
行きたいと思っているがどうなるかわからない。
行くのにとても大変な場所なのだが行ける限り
続けたいと思っている。

私にとって椎葉はひとつの深いトンネルの向こう側にある
「もうひとつの世界」なのである。この深いトンネルをくぐってくることで
帰ってきた私の日常世界が以前とは少しだけ違っている事に
気づけたらいいなと思っている。





写真日記 ブログランキングへ

酔龍の拙いブログを毎回見ていただいてありがとうございます。
上記「写真日記ブログランキング」に参加しています。
読後にリンクバナーをクリックしていただけると幸いです。




スポンサーサイト

椎葉釣行 1日目

.26 2016 渓流釣り comment(0) trackback(0)
DSC_3855_convert_20160930125658.jpg

いつも同じ所に居て小さな物語に耳を傾ける。
でも時々、遥か遠くの世界の物語に耳をすましてみたくなったことはありませんか。
まるで違った環境でまるで異なる小さな物語が実はいたるところに
存在しています。
旅の途上、列車の窓から見える山間の集落にも
海のそばを通る時に眼下に見えた小さな漁村にも
たくさんの小さな物語があるのです。
ただわれわれはそれらと関わるすべを持っていません。


DSC_3861_convert_20160930130449.jpg

今年2度目の椎葉への釣りの旅
予定していた出発の日に台風がやってきて延期を
余儀なくされました。ただ釣りには時間制限があって
10月1日からどの川も禁漁期間に入ってしまうのです。
天気は少々悪くとも最後の週に出かけないわけにはいきません。

福岡の杉田くんが今回は都合が悪く
この春から新たに参加してくださった先輩の谷山さんと
調整して26日月曜日、椎葉へ向かいました。


DSC_3870_convert_20160930234511.jpg

途中、川霧が立って水田の畦にたくさんの彼岸花が
咲いている箇所を通りました。思わず道脇に車を停め、
撮影しました。川霧って本当に幻想的なんです。
畦のカカシや彼岸花もとても綺麗でした。


DSC_3871_convert_20160930235458.jpg

しばらく進んだところで携帯が鳴りました。
車を停めて出てみると先行の谷山さんから
「おい、今どこや?」「諸塚の手前です。」
「また、こないだんとこが工事中で通行止めや。11時にならんと
通れんぞ。30分以上の待ちや。それとも手前の道をそれて
迂回路の山道、走るか。」「ブルブル・・ご勘弁」
ということで走って諸塚を過ぎ、しばらく走ると


DSC_3873_convert_20161001000320.jpg

トンネル手前で車が並んで待っています。
私の5台手前に谷山さんの車が見えます。
降りて挨拶に行くと新聞を読んで待っておられる。

もともと上椎葉の鶴富屋敷の手前の駐車場に11時集合に
していたのですが、ここで出会ってしまったので
上椎葉の手前から直接、椎葉ダムにあがり
そこから尾前に向かうことにしました。
入りがわからないというので途中で前後交代し
私が先頭を行くことになりました。


DSC_3874_convert_20161001070420.jpg

尾前渓谷に到着したのは12時頃
早速、買ってきたお弁当を食べて支度をします。


DSC_3880_convert_20161001070504.jpg

道脇の藪の中にアケビがなっています。
熟れて開いているので食べごろです。
ちぎって食後のデザートにしました。


DSCN9548_convert_20161001070546.jpg

「谷山さん、アケビがなっとったよ」と声をかけて
見ると谷山さん川を見下ろしながら優雅に椅子に座り
弁当を食べていました。


DSCN9569_convert_20161001070620.jpg

雨のあとで少し水量が多いのが気になりますが
少し濁り気味で空も曇っていい釣り日和かもしれません。
私は上流へ、谷山さんは下流へ

最初の一投はワクワクします。
前回学んだことですが、やはりこの時期の釣りは
淵よりも流れを丹念に釣るのがいいようです。
流れごとにポツリポツリとヤマメがかかりますが
一箇所で大量に釣れるなどということはなく
春の釣りに比べるとちょっと寂しい気がします。
が反面春に比べてチビヤマメは少なくなっています。

ひとつの小さな落ち込みと流れ、を釣り終わると
大きな岩を巻いてひとつ上の流れに入ります。
すると先に小さな滝が現れ、青々とした淵と流れが
見えます。一番ワクワクする瞬間です。
その刹那、釣り人は誰しも思うのです。
あそこにはきっと大物が潜んでいるに違いないと・・

そうやって上流へ上流へと誘われるように
流れを登っていって帰る頃になって
今来たルートをもう一度出発点まで戻らなければならないことに
気づくのです。


DSCN9572_convert_20161001070644.jpg
DSCN9589_convert_20161001070710.jpg

夕方4時に納竿。来た道を引き返します。上椎葉の街まで
一旦戻り、谷山さんの車にガソリンを入れて、小崎へと向かいます。

椎葉への道は諸塚ー上椎葉間は正直ひどい道です。
離合できない道の連続でカーブが続くのでカーブミラーを見ながら
ハンドルを切っていきます。どう頑張っても時速40kmしか出せません。
更にその道は上椎葉ー尾前間でもっとひどくなります。
朝7時に串間を出て、途中30分の待ちがあったとは言え
尾前につくのが12時、尾前を4時に出て上椎葉を通り小崎の川の口に
着いたのが6時。とても年寄りが行くようなコースではありません。
カーブと狭い道が連続すると胃がよじれる気がします。
あと何年通えるかな。


DSCN9593_convert_20161001070735.jpg

小崎、川の口の民宿「上村」に着くと輝基さんが
展望五右衛門風呂を沸かして待っていてくださいました。
顔を見ると目が腫れている。「どうしたんですか」
なんと蜂に刺されたのだそうです。
翌日、部屋にスズメバチが入ってきて慌てました。

今回の食事の分担は朝食と昼食は谷山さん
夕食は私。しかし、谷山さんゴソゴソと
自分で持ってきたメザシを焼いたり持参のきゅうりの
漬物や大根の漬物を出したりとまあ、マメにやってくれています。
夕食は簡単な回鍋肉と輝基さんにもらった野菜を
炒めました。

そしてなんと谷山さんが前に紹介した白鷹「秋あがり」を1本
持ってきてくれました。純米辛口、キリリとした口当たりで
美味しくいただきました。私、実のところ家にある同じ酒
まだ口を切っていないんです。
「秋あがり」二日で空いてしまいました。





写真日記 ブログランキングへ

酔龍の拙いブログを毎回見ていただいてありがとうございます。
上記「写真日記ブログランキング」に参加しています。
読後にリンクバナーをクリックしていただけると幸いです。




椎葉釣行 その3

.19 2016 渓流釣り comment(2) trackback(0)
DSCN3901_convert_20160525230559.jpg

天気予報通りというか既に昨日の夕方からその兆候は
あったのだが、早朝から物の見事に晴れた。
釣り人にとって晴れるというのは嬉しい半面、
時間との勝負でもある。朝日が川面に届くまでが
勝負なのだ。朝日が川面を照らすようになると
途端に釣れなくなる。


IMG_2293_convert_20160525230631.jpg

この日も谷山さんは「朝飯作っとくから行ってこい」と
ひとり残り、私と杉田くんと二人で上流に連れ立って出た。


IMG_2294_convert_20160525230705.jpg

昨日、訪問した丹野さんの前の田圃は田植え直前で
水を張った水田に村の風景が写りこんでいた。


IMG_2302_convert_20160526124648.jpg

杉田くんは昨日、私が入った淵に降りて行き、
私は昨日夕方釣った場所からその上流の滝まで
釣りあがろうと川に降りていった。


IMG_2309_convert_20160526124720.jpg

川に入って浅瀬で直ぐに一匹が釣れた。
その後、昨日の夕方爆釣りした淵に餌を投じると
直ぐにアタリが来た。続けざまに7匹を釣り上げた。


IMG_2321_convert_20160526124752.jpg
IMG_2328_convert_20160526124816.jpg

川を覆う木々の上部に朝日が差し込む。
その光景はこれらの写真では僅かしか表現できていない。
実際にはもと荘厳で美しいのだが、それを伝えるのは難しい。


IMG_2337_convert_20160526124841.jpg

小さな滝があった。小さいけれど3m程の段差を
水が垂直に落ちているのでこれはどう見ても
魚は遡上不可能である。

その滝の水しぶきに朝日が当たり、そこに小さな虹が
できる。水しぶきの強弱で虹が微妙に変化する。
それは誠に幻想的である。

その滝壺に餌を投じたが滝の落水の勢いで
なかなか沈んでくれない。それでもそこで1匹釣り上げた。

ここが終点。引き返すことにした。
もう予定の8時半を大きく過ぎている。


IMG_2355_convert_20160526124915.jpg

結局、この日の朝の釣果は9匹だった。

IMG_2358_convert_20160526124943.jpg

入渓地点に戻ると家主の輝基さんが軽トラで
迎えに来てくれた。皆さん朝飯を待ってますよ。
というので軽トラの荷台に上がり流れゆく山の景色を
眺めながら民宿へ帰宅した。


DSCN3908_convert_20160526125007.jpg
DSCN3914_convert_20160526125151.jpg
DSCN3915_convert_20160526125219.jpg

納竿、濡れたウエーダーや靴、ネットや釣り道具を干す。

DSCN3911_convert_20160526125034.jpg

朝食をとり、家主の輝基さんも一緒にコーヒーを飲む。
支払いを済ませ、帰りの支度に取り掛かる。

朝食後、もうちょっと釣りたいと杉田くんは下の川に
出向いた。彼は今回30匹超を釣った。
私は28匹。数で言えばまあまあだが、小さいヤマメばかりで
ちょっとさみしい。大物を釣るというのはなかなか難しい。


DSCN3912_convert_20160526125056.jpg

今朝釣ったものは直ぐに背開きに捌いた。
干す間がないのでサランラップでくるんで
クーラーボックスに仕舞った。帰ったら直ぐに干さねばならない。


DSCN3913_convert_20160526125126.jpg

釣ったものはこうしてアミカゴにその都度捌いて
干しておいた。帰る頃にはヤマメの一夜干しの完成である。


DSCN3925_convert_20160526125240.jpg

これが完成した背開きの一夜干し。絶品です。
家に帰り炙って酒の肴にしています。

12時川の口の民宿上村を後にする。
上椎葉で買い物と昼食を摂り、福岡へ帰る杉田くんと
別れ、谷山さんと私は国道327号線を下り日向を目指す。
ところが最後の最後にとんでもないことが待っていた。

離合できない曲がりくねった道を進み、もう少しで
諸塚というところで通行止め。それも道路が狭いものだから
片側通行などということができないせいか時間制限で
1時間待てという。そんなのありか?と腹も立つがどうにもならない。
ガードマンが迂回路がありますという。聞けば少し戻り
橋を渡って川向こうの林道を行けば30分ほどで諸塚の手前に
出るのだという。地図で確認するとグネグネ道である。
谷山さんと顔を突き合わせ「どうしようか?」と言っていたら
後から来た車の人が迂回路を知っているという。
ついて行くことにした。

少し戻って松尾新橋を渡り、対岸の林道を先導車の後について
必死についていく。道は狭く、曲がりくねった道を
私の車、最後尾を谷山さんの車。
登ったり下ったり、やがて道は山のかなり高い場所に出た。
遥か向こうに遠くの山々が見え、下に耳川の塚原ダムの
ダム湖が垣間見えた。私は先導車に追いつこうと必死。
少し遅れるとスピードを緩めて待っていてくれるだけに
こちらも必死でついて行く。後から谷山さんに「お前、なんで
あんなに飛ばすんや、俺はついていくのに必死やったぞ、
もう谷底に落ちるか思うたぞ」と言われたが走っている時には
おおついてきてると後続車は余裕に見えたがそうでもなかったようです。
とにかくきっちり30分で工事区間の向こう側にたどり着きました。
しかし、本当に凄い山道でした。





写真日記 ブログランキングへ

いつもブログを見ていただいてありがとうございます。
上記ブログランキングに参加しています。



椎葉釣行 その2

.17 2016 渓流釣り comment(0) trackback(0)
DSCN3861_convert_20160524052627.jpg
DSCN3866_convert_20160524052659.jpg

二日目、朝、雨が止んでいる。雲間にわずかだが青空が見える。
杉田くんと支度をして渓流を目指す。
谷山さんは「俺はええわ。もうちょっと寝て朝飯作っとくから」
ということで後顧の憂いなく、8時半上がりの目標でいざ川へ

杉田くんはすぐ下の吊り橋脇から少し入った滝壺を目指す。
私はさてどうしよう。上流の橋のたもとから川に入ろうか。

橋のたもとまで歩いて来て、渓流へ降りようとすると
新しい足跡がある。あれ?先行者?
支度をして橋下の淵に餌を投じてみるが
まるで反応がない。


IMG_2258_convert_20160524052734.jpg

諦めて上の滝壺に向かう。しばらく竿を振るが反応がない。
左の崖を巻いて滝の上に出る。
釣り上がるか引き上げるか思案のしどころである。


IMG_2266_convert_20160524052805.jpg

狭い場所で釣っていると必ずと言っていいほどトラブル。
雨で流れが強いので昨日から3B+2Bの錘で釣っている。
糸が緩むと岩の間に錘が挟まってしまう。
仕方ないから強引に引き抜くと錘から先が切れてしまったのを
新しい糸と針を繋ぎ錘を新たに取り付けて再開。
アタリがあったと思って引き抜くと跳ね上がった針が今度は
川を覆う木の枝に引っかかる。それをまた引っ張って
錘のところから切れる。再度、セットし直す。
釣りを再開し今度は跳ね上げた針が上の枝にかからぬように
慌てて下方へ振り返すと糸がもつれて竿に絡まった。
ほぐそうと糸のもつれを直していると雨が降ってきた。
慌てて雨具のフードを帽子の上からかぶる。
嫌になりませんかって? もうとうの昔に嫌になっているのですが
ここで投げ出して子供みたいに泣くわけにも行きません。
糸のもつれを直そうと2箇所の目印を外して口にくわえ
ミミズのぶら下がった針をこの糸の間に通し・・・・・
なんでたった1本の糸がこんなに複雑に絡まるのだろう。
そういえば世間のトラブルもこんなふうになんで?同じ家族なのにとか
なんで?同じ社員なのにとか似ているなあ。などと
一人川の中に立って雨に打たれながら哲学的なことを考えていたが
にっちもさっちも行かなくなりえーいとばかりもつれた箇所のすぐ上で
切ってしまった。仕掛けを新しいのに取り替え
釣り再開。流れで小さなアマゴが1匹かかったのをきっかけに
納竿した。時間はもう9時。あーあ情けない釣果。


DSCN3868_convert_20160524052831.jpg

帰ると谷山さんが朝食を作っていてくれた。
ありがたい。

杉田くんは下の渓で10匹釣っていた。1匹20cmがいる。
この時期はこの下の渓がよく釣れるのだが、
秋になるとまるで釣れない。


DSCN3871_convert_20160524052908.jpg

食後、雨は土砂降りとはならなかったが、それでも
釣りに行くのはためらわれるほどには降っていた。


IMG_2251_convert_20160524053008.jpg

昼まで時間がある。どうしようか。男3人古民家にいても
仕方ない。近くの民宿丹野さん(右田家)へ電話してみた。
おばあちゃんが出られ、圭之さんに変わってもらった。
「こんにちわ、昨日からまた釣りに来てます。」
「雨が降って暇なんで遊びに行ってもいいですか」
「ああ、そうですか。どうぞどうぞ」
ということで「谷山さん、丹野へ遊びに行こう」
「お前、土産はあるんか?」「あっ、ない。けどしゃーない」
誠に迷惑極まりないが3人で行くことにした。
「谷山さん、ゴム草履は足が汚れるよ」
「ほな、長靴履いていこう。」
半ズボンに長靴を履いた格好はまるで腕白坊主のようだ。


DSCN3881_convert_20160524053045.jpg
DSCN3876_convert_20160524053123.jpg
DSCN3883_convert_20160524053154.jpg

丹野さん(右田家)の庭はとても綺麗なイングリッシュガーデン。
この時期、若葉や春の花が雨に濡れて一際瑞々しい。
奥さんは仕事でお留守。おばあちゃんとご主人が出迎えてくれて
かき餅の入った日本茶とコーヒーをご馳走になった。
道脇の祠が新しくなりましたねというとあれはご自分で作られたのだという。
おいなりさんだというが完成の日に狐がないたのだそうです。
今年の冬はサウナを作りたいなどと話される。
遊び心があり、いつ行っても楽しい会話が弾む。
今年から飼い始めた軍鶏がだいぶ育ってきたという。
牛を飼うのはもうやめたとのこと。生き物は大変ですとおっしゃる。
しばらく話していたら、上村の輝基さんが軽トラでやってきた。
「誰もおらんし、釣竿はあるから、ここやろ思うてきた。」

お昼になったので失礼した。
帰って昼食にカレーを食べる。

午後も雨、食堂のテーブルで谷山さんとずっと話をしていた。
(谷山さんのお話はとどまることを知らず、3時間ぐらい拝聴)
杉田くんは布団に寝転がって寝入ってしまった。

夕方、4時頃だったろうか、雨が上がった。
杉田くんと支度をして渓流へ向かう。
谷山さんは今回も留守番。「おい、晩飯はなんや?俺が作っとくわ」
献立表と材料を示して後をお願いする。
「塩焼きできるサイズを釣ってこいよ」「がんばりまーす。」

さあ、勝負!
(随分長いブログですが、実はここからがいいところなんです。
めげずに読んでください。)


IMG_2290_convert_20160524053240.jpg

さて、どこを釣ろう。上流の橋を渡り、支流に入ることにした。
支流の橋の袂から川に下り、ちいさな流れに餌を投じてみた。
アタリがあるようであれば支流を上ろうと考えていた。
川は少し濁っている。ヤマメがいるなら反応があるはずである。
がまるでない。仕方ない。支流を下って本流に出る。
増水してすごい流れである。すぐの淵に餌を投じるが流れの勢いに
餌が直ぐに浮き上がってしまう。諦めて上流に向かう。
浅い流れで2匹のヤマメが釣れた。

このすぐ上によい淵があったはずと行ってみると
水量が多すぎる。右の方に餌を投じると錘が岩の間に
引っかかってしまった。切って針を付け直す。そんなことを
数回繰り返して、気持ちが負けそうになる。約束の夕方6時が
近づいている。止めて帰れば暖かい風呂と夕食が待っている。
がもうひと頑張りしたい。


IMG_2284_convert_20160524053321.jpg

この小さな滝壺の左の方にわずかな淀みがある。
ここを狙うことにした。水の落口辺りに餌を振り込んだ。
竿を緩めて餌を沈める。少しずつ竿を上げて上の目印が
水面に出るあたりで止めて竿をそのまま下流へ移動する。
竿先にアタリがあった。小さなヤマメだ。同じ動作を繰り返す。
また、アタリ。上げるとヤマメがかかっている。
気のせいか、少しずつ大きくなる。だが20cmを頂点に
また小さくなるが、ほとんど入れ食い状態。
餌がなくなった。チーン終了。
なんとこの1箇所で15分の間に10匹が釣れていた。
カゴの中には朝の1匹を加え13匹。


IMG_2292_convert_20160524053352.jpg
DSCN3889_convert_20160524053421.jpg

帰り着いたのは6時半過ぎ、東の空に虹が出ている。

DSCN3895_convert_20160524053445.jpg

谷山さんが釣ったうちの6匹を塩焼きにしてくれた。
五右衛門風呂に入り、夕食を頂く。ビールに焼酎
遅くまで3人でわいわいやっているうちに夜も更けた。


DSCN3897_convert_20160524053514.jpg

あした天気になーれ




写真日記 ブログランキングへ

いつもブログを見ていただいてありがとうございます。
上記ブログランキングに参加しています。





椎葉釣行 その1

.15 2016 渓流釣り comment(0) trackback(0)
DSCN3802_convert_20160520231740.jpg

 3月頃に福岡の杉田くん(大学の同期)から今年のヤマメ釣りは
5月の半ばにしたいと言ってきた。例年、6月に行っていたのだが
5月の椎葉は初めてだ。

結局、15,16,17日の2泊3日と決めた。昨年は春は二人で行ったものの
秋は杉田くんの職場が変わったばかりで都合が付かず、私一人の釣行となった。

それが今年は国富町の谷山さん(会社時代の先輩)にも声をかけたところ
忙しい高校ラグビーのコーチをキャンセルして参加してくれることになった。
椎葉釣行のメンバーが3人になって嬉しい限りである。
嘗て、郡上八幡へ毎年4人で出かけていた頃の賑わいをなんとか
再現したかった。


DSCN3817_convert_20160520231804.jpg

出かける前は何かと忙しかった。計画表に献立表を作成し3人の持ち寄り品を
事前調整したり、持っていく道具を整理したり、慌ただしさの中で出発となった。
15日、朝5時に起き、6時45分出発。黒潮ロードをとおり田野ICから東九州自動車道
を通り、日向ICで降りて耳川沿いに国道327号線で九州山地の最奥部を目指す。
諸塚を過ぎると道は極端に狭くなり、離合不可のカーブが連続する。カーブに設置された
カーブミラーで先を確認するとカーブに突っ込む。車が見えると道の膨らみを見つけ
対向車をかわすために待機する。その繰り返しで神経を使う。

上椎葉の鶴富屋敷前の駐車場に10時半過ぎに到着。谷山さんは既に来て待っていた。
一緒に遊漁券(年券4000円)を購入。谷山さんとは4月半ば綾を旅行して以来である。
再会して開口一番。「餌を忘れた。」「・・・・・・・」。幸いにも遊漁券売り場にブドウ虫が
売っていた。集合時間の11時に杉田くんが到着。弁当を買って釣り場へ向かう。

椎葉ダムを見下ろす小さな公園で小休止。
ダム湖は大きく2つに分かれる。左側が国道265号線。小崎方面で宿泊するのは
川の口の民宿「上村」。初日の午後向かう釣り場は右方向の尾前渓谷。
こちらが耳川の本流で水量も圧倒的に多い。(ダム湖の最奥部にそびえる山の右奥)
そしてそこの西側にそびえる山々が九州山地でその尾根が分水嶺。その向こう側は
熊本県の五家荘である。


DSCN3826_convert_20160520231830.jpg

上椎葉から尾前までの道がこれまた悪い。とにかく狭いし曲がりくねっている。
先頭を杉田くんにお願いして3台並んで山中を駆け抜ける。ハンドルを右に
左に切っていると内蔵が揺さぶられ、気分が悪くなってくる。運転してハンドルを
握っているからいいが、後ろの席にでも座ったら酔いそうである。
上福良橋を渡り、不土野橋を渡って左が不土野。右が尾前である。
話は変わるが先日、大束中学校の吉松校長と話をしていたら、嘗てこの
不土野小学校に校長として赴任されていたとのこと。

尾前の集落を抜け、山中に入る。渓相が険しくなってきたところで
道脇に車を止めた。各自持参の弁当を食べて、支度をして川に入る。


DSCN3824_convert_20160520232547.jpg
IMG_2229_convert_20160520231931.jpg

途中、道脇に1台の車が停まっていた。下の方を釣っているとばかり
思い込んでいたが、一人道を歩いて下る人が一人、いま写真を見て
気づいたが川の中に入っている釣り人が一人写真に写っている。
結局のところ、私たちが釣ろうとしているところは少なくとも二人が
下から釣り上がったばかりのところということになる。
普通こういう場合は釣れない。

1週間くらい前だったか椎葉に大雨警報が出ていた。その名残りで
水量がいつもより多く、川の反対側に渡るのは難しそうである。

まあ、いろいろ言っても仕方ない。午後から釣り始める者の宿命である。
下を杉田くんが中を谷山さんがそして私は上流を目指すことになった。


IMG_2213_convert_20160520231900.jpg
IMG_2230_convert_20160520232002.jpg
IMG_2231_convert_20160520232036.jpg

川に下り、5.3mの竿を出して仕掛けを結ぶ。流れが早いので
錘は5Bにしてみた。大きな岩の間から竿を振るとすぐに
小さなヤマメが1匹かかった。幸先良いと思ったら次にゴトっと
来た感触に煽りをくれたら反対側の大きな岩のてっぺんの草木に
針がかかってしまった。仕方ない。無理やり引っ張ったら先の
部分が切れたのはいいが、勢いで残りの糸が絡まってしまった。
しばらく、格闘して糸をほぐすが、えーいとばかり絡まりを切り捨て
別の仕掛けに交換する。しばらく釣るがアタリがない。
上流に行ってしばらく釣ったがそれ以上は大きな岩に阻まれて
いけない。すぐ上に道路が走っている。そこに上がって道路を
少し歩くと木々の間によさげな淀みが見える。道路から
降りやすくなっているので降りてみた。釣れそうなポイントが
数カ所ある。上で数匹、下で数匹。
結局、トータルで6匹ほど。初日にしてはまあまあかな。
ただ大きなのが釣れないのが残念。


IMG_2234_convert_20160520232103.jpg
IMG_2239_convert_20160520232136.jpg

納竿し、道路に上がり少し上流を覗いてみる。幅が5m~10mくらいの
巨大な岩が川の中にゴロゴロしている。とんでもない渓であるが
ここらが釣り雑誌で取り上げられるまさにその場所なのである。
次回はもっと上流に入ってみたい。

4時には川の口へ出発しようと決めていた。
谷山さんは3匹、杉田くんが下のプール1箇所で10匹。

夕方、4時来た道を引き返す。椎葉ダムの真上で右折、ダムの上に出て
ダムの上を横断し国道265号線に出る。小崎方面の道はゆとりがあり
走りやすい。走っていてホッとする。

小崎方面の最奥部が川の口集落である。小さな集落だが山の上にしては
穏やかな盆地のような場所で道路の右の山裾に家が並んでいる。
奥には水田が広がり、いいところである。

民宿「上村」に到着すると家主の椎葉輝基さん(小崎小学校の2年後輩)が
五右衛門風呂を沸かして待っていてくれた。


DSCN3829_convert_20160520232202.jpg
DSCN3850_convert_20160520232227.jpg

家主さんは帰られ、あとは一軒家に我々3人のみ。
夕食は豚肉の冷しゃぶサラダと鶏刺し、生ワカメ、それに
谷山さん手作りのおかずを数種類タッパーに入れて持参された。
きゅうりの漬物、イワシの煮物などなど
ビールに焼酎(白霧島、ブルー木挽)

車の音など一切なく、外では蛙がゲーコゲーコないている。

明日は天気予報では雨という。





写真日記 ブログランキングへ

いつもブログを見ていただいてありがとうございます。
上記ブログランキングに参加しています。



 HOME