椎葉釣行 その3

.08 2017 渓流釣り comment(2) trackback(0)
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なんだか二日目が異様に長く感じた。それでもあっという間に
最終日になってしまった。この日も杉田くんはかなり上流に行くと
朝早く釣りに出た。帰ったら、朝食を食べてそのまま先に
帰るからという。私は昨日と同じ冷汁の支度をし、自身の朝食を
かきこんで、朝の釣りに出た。

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青空が覗いて誠に気持ちいい。それでも川面に朝日が当たる前に
釣りを開始したかった。昨日の朝と同じ支流を釣ることにした。
それは昨日釣り逃がした一匹を釣りたかったからだ。
それに昨日27cmを釣った淵も釣ってみたかった。というのは
この大物が掛かって淵を右往左往したとき、周囲に数匹の魚影が
素早く動くのを見たからだ。この淵にはまだ数匹いる。
だから私の目算では20cm以上が2匹は釣れるはずである。

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さて川に入り、二つ目の淵を前に深呼吸をする。
昨日引っ掛けた立木が右の岩の上に見える。
同じ過ちは繰り返さないぞ。
餌を付け慎重に狙いを定めて落ち込みに竿を
振った。ガツン、当たりはすぐに来た。思い切って引く。
間違いない昨日のヤマメだ。
竿を立てて暴れるヤマメに対応する。
どきどきする。
その瞬間・・・・・・
プツン、外れた。
えっ?、何が起こった。針が根元から消えていた。
思い当たることがある。
昨日の最後の釣り、28cmのヤマメを釣った時、
飲み込んだ針を外すのに針はずしというペンチのような
器具を使った。その時、針の根元の糸を巻いてある箇所を
傷めたtのだ。きっと、・・・・・・
ボーゼン・・・・・・と立ち尽くす。
もうリベンジのチャンスはない。

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仕方ない。気を取り直して昨日27cmを釣った淵に
竿を振る。ここもすぐにあたりが来た。竿を引いて
引っ掛けるとしばらく泳がす。ちょっと引いてみる。
ん? 引き上げられそうである。測ると20cmだった。
そうか昨日の奴が主だったのか。
来年の春にはこれくらいのが大きく育ってくれるだろう。

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砂防ダムまで一旦登り、川を下って橋のたもとで納竿。
来た道を引き返す。雨上がりの青空が気持ち良い。
初秋の風が吹き渡り、私はスキップしたい気持ちで
里へ降りていく。

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丹野さんの前で家の方を見ると縁側におばあちゃんが座って
こちらを見ているのが見えた。昨日の礼も言っておこうと
家に立ち寄る。しばらく話をしていたら、ご主人の圭之さんが
帰ってきた。どうでした。いやー20cmが1匹。昨日釣り逃がした
やつに針を切られました。2連敗です。

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庭は相変わらず手入れが行き届きいろんな花が咲いていた。
裏山の擁壁の緑の話をする。思いのほか緑が育って、まずは
安心されたようだ。

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丹野さんに別れを告げ、宿の下の川に降りてみる。
ここは久しぶりだ。

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いい釣り場なのだがこの時期はあまり釣れない。
春はいい釣り場になる。

宿に帰り、片付けをし、車に荷物を積み込んで
11時過ぎに宿を後にする。
宿主の輝基さんとはLINEでやり取りして
お別れする。

上椎葉のいつもの食堂でぶっかけ蕎麦を食べる。
分量を間違えたのか異常に辛かった。
おばちゃん塩入れすぎや・・・・

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通行止め解除時間は12:30~13:40の間
その間に通過しないと待たされることになる。
少し早すぎた。向こう側で待っていた車が
狭い道路をワンサカやってきた。
狭い道でトラックとすれ違うのはヒヤヒヤものだ。

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通行止め区間を無事通過。一休みする。
ところがこの日、東九州自動車道でも
事故があり、途中で片側規制をしていた。
東九州自動車道は片側1車線である。
反対側車線との間にはブロックのような
出っ張りが一定間隔で並んでいる。
一定時間待たされたあと、はいどうぞと
言われるのだが、この10cmくらいの出っ張りを
乗り越えて反対車線に出、再び、戻るのである。
なんとも、私の車は少し高くつくってあるから
問題ないが、それにしても乱暴な処理である。

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帰ってから、生乾きの魚を干した。山から下りてくると
異常な蒸し暑さで、干物もうまくできなかった。
大きいものはすぐに食べたが、22cmクラスは
少し傷んでいた。よく釣った雨のあとはからりとした
天気にして欲しいものである。

おわり



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椎葉釣行 その2

.06 2017 渓流釣り comment(0) trackback(0)
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朝、まだ少し小ぶりだが雨が上がった。
霧が山中から湧き上がる。

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朝6時、杉田くんは早速早朝の釣りに出た。

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私はとりあえず朝食を作る。今回の朝食は
冷汁である。ご飯にぶっかけて食べると美味しい。
先に一人で朝食を食べ、コーヒーを沸かして飲む。

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杉田くんは7時半頃帰ってきた。釣果は23cmが釣れている。
水量も少し回復して釣れそうという。
私も朝の釣りに出ることにした。

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前回朝食をご馳走になった丹野さんの前を通る。
稲の実った田んぼに小さな小屋がある。合鴨農法を
やっているのだ。合鴨の姿が稲穂の間に見えた。
気になっていた裏山の擁壁。緑が育ってコンクリートの
白が消えている。これなら大丈夫。

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今回の釣は夏の釣りだと思っている。夏はヤマメは
山に登る。小さな沢を登って小さな溜まりに潜んでいると
睨んだ。橋のたもとから沢へ降りる。誠に小さな支流である。

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最初の溜まりに竿を投じたらすぐにガツンときた。
元気がいい。測ってみると22cmだ。

まずまず、気をよくしてすぐ上の溜まりに竿を投じる
すぐにガツンときた。狭いところなので少し慌てた。
向こう岸の小さな木の先に糸が絡んだ。流れでは
ヤマメが暴れている。タモを持ってすくおうと下が
潜ってしまった。竿を動かして引っ掛かりを取ろうと
もがいた。外れた。よしと思った瞬間、糸が切れた。
あっ、ああー、悔しい。

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気を取り直してすぐ上の少し大きな溜まりに
竿を投じる。これもすぐにガツンときた。
ん?大きい。右に左にと水中を暴れる。
タモを背中からとり、左手に持って右手は竿を
垂直に立てて、糸を緩ませないように気をつけながら
水面に近寄る。少し立つと動きが鈍る。
竿を少しあげてみる。ヤマメの顔が水面上に出る。
それをそのまま引き寄せる。タモですくう。
ほっと安堵する。
よく見ると大きい。測ってみると27cm
もう少しで尺になる大物である。

やったー!

上部に砂防ダムがある。
そこまで釣り上がる。小さなヤマメが2匹釣れた。
雨がひどくなる。水量が増し、濁ってくる。
一応雨具を着て出たので問題はないが、
目的のコースを釣り上がったので一旦帰ることにした。

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朝、2時間ほどの釣果である。数は出ないが大物が
釣れた。これで今回の釣はもう満足である。
昨夜、谷山さんに電話したら、雨が降ってるから
行くの嫌やという。仕方ない。

昼を少し早めに済ませ、昼からまた釣りでようと
昼丁度にカレーを食べた。
雨は午前中結構降った。これで午後雨が上がれば
言うことない。

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昼、雨が上がった。支度をして釣りに行く。
上流の本流を目指す。橋のたもとから渓流に降りる。
川へ入るというというが基本的にここらの川は上の道路から
ほとんど見えない。橋を渡るとき、川の姿が見えるに過ぎない。
高度差があるので、川へ入る道というものはどこにもない。
獣道のようなものを辿って、自分なりの道を探すしかないのである。
川原は少しだけ秋の気配。いつも9月後半に来るので、
彼岸花が咲いているのだがまだ早くて夏の面影がたくさん残る。

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しばらく釣り上がると小さな淵で22cmが釣れた。
幸先いい。

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その少し上の淵で再び22cmがまた釣れた。

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どうしても釣りたい淵が上流にある。そこには必ずいるはずと
抜き足差し足で淵に近寄る。水量が春に比べると少ない。
難しい釣りだ。淵は深い。白い泡の流れに乗せると餌が浮いてしまい
早く流れる。中央の白い泡に入れて左の落ち着いた淵に糸を操る。
餌が沈む。いいぞ、いいぞ、目印の動きが止まった。当たりはないが、
何かの気配、思い切ってしゃくるとガツンとくる。かかっている。
ちょっと引いてみる。重い。上がってこない。糸が右に左に暴れる。
アドレナリン全開。どきどきする。やがて動きが鈍る。竿を立てて、
ヤマメの顔を水面上に出す。少しずつ引き寄せる。タモ、タモっと
タモを左手に持ちヤマメを引き寄せる。えいやっとすくうとするりと
逃げた。だがまだ大丈夫、まだかかっている。もう一度引き寄せる。
よし。タモですくい上げる。
川岸の砂利の上に横たえる。大きい。暴れるので針を外すのに
手間取る。針はずしで針を喉の奥から抜き取る。
28cmあった。ここ数年のうちでは最高の釣果である。

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宿に帰ってしばらくしたら、丹野の右田さんが土産にと
ミニトマトを持ってきてくれた。これもうまいから酒の肴にしてください。
見ると蜂の子である。冷凍してあったものを頂いた。
塩コショウを振り炒めた。なんというのだろう。食感は小エビである。
結構いけますね。

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夕食を作る。二人で食事をする。夜、谷山さんに電話した。
如何に釣れたか、自慢した。

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結局この日の釣果は
28cm 1匹
27cm 1匹
22cm 3匹
大きいのがこんなに釣れるのは珍しい。
想像するに、暑い夏の間、釣り人が渓流に入っていなくて
水量が少ないためか、ヤマメの胃袋を割くと胃袋は小さく
小さな砂利や草が入っていた。ヤマメは飢えていたのだ。
そこへ雨が降り、ミミズが流れてきたものだから
食いが良かったのだ。
一般に秋の産卵が近いため9月後半はよく食うと言われている。
夏枯れに一瞬の雨。絶妙のタイミングであったようだ。


つづく



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椎葉釣行 その1

.04 2017 渓流釣り comment(0) trackback(0)
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渓流釣りに行くといえば「結構ですな」と羨ましがられたり
するのだが、正直結構面倒くさいことの方が多いのです。
まず交通手段。自分の車で4時間近くかけて行かねばならぬほど
遠い。山中へ行くほど道が狭く険しい。
2泊3日で自炊などしようものなら、釣りはしなければならず
料理もしなければならない。数週間前には献立を考え、
献立表を仲間に送り、各自の持っていくものを決めなければならない。
おまけにヤマメがたくさん釣れたらそれを捌いて干さねばならない。

どうです。とてもやりたいなどと思わないでしょう。

だから、前日も当日の朝も憂鬱そのものです。
ですが、日向を過ぎ、椎葉街道に入り、山が険しくなり
緑の中にダム湖の碧い水面を眺め、山あいの渓流を
目にするようになるとようやくその気になってきて、
早く釣り糸を渓流に振り出したいと思うのです。

3日、日曜日、市木の柱松祭りを取材したあと、家に帰り
釣りの支度、着替えなどをバッグに放り込んで睡眠。

朝早く起きて支度をし、朝食をとり、ゴミを出して
7時に出発した。旅程は順調だったが諸塚を過ぎて
もう少しで上椎葉というところで工事のための通行止め。

杉田くんからLINEで10時には上椎葉に到着と連絡があった。

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11時15分、上椎葉に到着。
予定通り、尾前渓谷に行こうとすると
杉田くんが道が悪いので尾前方面へは行きたくないという。
確かに、本流だからよく釣れるのだが、椎葉ダムの上流まで行って
釣って引き返して小崎へ行くというのはいかにもハードである。
直接、小崎方面、川の口の民宿上村へ直行することにした。

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小崎小学校を過ぎて少し行ったところで川に降りて
少し釣っていこうと声をかけると杉田くんも同意。
川はここのところの晴天続きで水が少ない。
これではいかにも釣れない。と思ったが
予想通りまるで釣れない。
天気予報では午後から雨。だが今のところ
曇り空だ。

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この辺は小学校6年生の頃、よく釣りに来たところだ。
小学生の身ではヤマメは無理だがハエがよく釣れた。
そういえばこの溜まり、昔もあった。そうもっと深かった。
小学校の水泳教室も確かここだった。
友達がこの深みに潜って大きなヤマメをよく突いていた。

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民宿に着いてすぐに雨が降り出した。
杉田くんは到着後すぐに下の川に釣りに出た。
しばらくしてびしょ濡れになって帰ってきた。
水が少なくて釣りにならないとぼやいた。

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風呂に入り早めに夕食を作った。
今回は久しぶりに杉田くんと二人。
谷山さんに電話したら、15日まで鮎を釣るとのことだったが、
明日、1泊だけ来るという。

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夜半、雨は激しくなってきた。
晴天続きなら釣りは絶望的だと思っていた。
ところが天気が崩れるというので期待に変わる。
ヤマメは夏はあまり釣れないのだ。
今回は仕事の都合でどうしても杉田くんが早くしたいというので
いつになく秋の釣りが早まった。これが吉となるか、凶とでるか
私のささやかな希望では今夜雨が降って川が適度ににごり、
明朝雨が上がり、爆釣りというストーリーなのだが
果たして・・・・・・・・・

つづく




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川遊び

.08 2017 渓流釣り comment(0) trackback(0)
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近くの川(赤池渓谷)へ突然、行ってみました。
といっても滝の方には行かず、橋を渡ったところの木陰に車を停めて、
支流に沿った山道を歩いて上流を目指します。

橋の上から、渓谷を見下ろすと川は台風の影響で濁って増水しています。
川遊びをするには甚だ間が悪いのですが、来てしまったものは
仕方ありません。

途中道を間違えて、倍くらいの時間がかかってしまいました。
山道は私の記憶よりもしっかりした道でしたが、道路上は
ご覧のように台風の時の強風で折れた枝や葉が散乱していて
台風の凄まじさを感じました。

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しばらく歩くと目的地の滝が見えてきました。

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滝の上流は小さな公園のようになっているのですが
少し荒れているようでした。浅い流れがこの日は
濁って水量が増えています。
緑の木々の影響か、川は濁っているのに
淡い翠色でこれはこれでなかなか魅惑的な色です。

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ここでお弁当を開きお昼にしました。

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その後、再び来た道を引き返し、今度は橋のたもとを
川に降りてみます。勿論、釣竿を抱えて。

川は濁って増水しています。ちょっと怖いくらい。
無茶はできません。(良い子はこんな状態の川には
近づかないようにしようね)

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竿を取り出して餌を付け、とりあえず釣ってみます。
一匹目まずまずのハエがかかりました。があとが悪い。
小さなアブラメやハエがかかりますが、これは佃煮サイズ。

まあ、でもいいや。川は涼しくて、流れの音を聞いていると
とても癒されます。ああ、夏ってこんな感じだよな。と
なにか大切なことを思い出します。
ちょっと勇気を出して自然の中に踏み出してみれば、
暑いばかりの夏がちょっと違って見えるのでした。

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椎葉釣行 その3

.25 2017 渓流釣り comment(2) trackback(0)
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三日目の朝、杉田くんはいつものように5時に起きて
下の川に釣りに行った。
私はすっかり釣る意欲が湧いてこない。三日間こんなに
晴天続きだと全く釣れないのだ。だから開き直って
心のどこかが「もういや嫌だ」とダダをこねている。

でも良くしたもので、晴天であればできることがある。
私は一眼レフを抱えて朝の散歩をすることにした。

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山の朝は周囲の山々の山頂からやってくる。
それも西の山だ。
まず西の山の一番高い頂きが朝日に照らし出される。
それは時間を追うごとに次第に下方に下がってくる。
わずか1時間ほどの間に周りの感じがすっかり変わってしまう。

東の山々の方がここでは目覚めが遅い。
それでも、朝日が山肌を舐めていくさまは見事なまでに
美しい。山肌の新緑が一瞬光り輝く。
高い木々の木の間越しに朝日が差し込むさまは
神秘的でさえある。

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西の方を振り返るといつのまにか朝日が道路のそばまで
降りてきている。ここでは朝はこんなふうにやってくるのだ。

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東面は逆に朝日が東の山を越えない限り
日が差さない。が東の山から朝日が顔を出した瞬間、
風景は一変するのである。

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そうして宿への帰り道、道路際まで降りてきた朝日の
中を歩いていくのは誠に心地よく、ただの早朝の散歩が
一段と価値あるように思えるのである。

こんな朝があってもいいよね。

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この川の口集落には民宿が3軒ある。
我々がいつも利用する「上村」は宿泊だけで食事はついていない。
もう1軒の「丹野」は食事付きだが1泊が条件である。
我々はどうしても2泊の釣りになるので、料理を厭わず(楽しんで)
「上村」の利用となる。始めの頃は杉田くんと「丹野」を
何度か利用したが、最近はほとんど行っていなかったのだが
谷山さんに是非一度、「丹野」さんを経験して欲しいと思い、
前回ぐらいから1泊のお願いをしていた経緯がある。

ところが今回、丹野の奥さんがその日仕事で宿泊は無理なので
最終日の朝、朝食に来ませんかとご招待いただいた。

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朝、8時。3人揃って「丹野」にお邪魔する。

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丹野さんはいつ来てもお庭がきれいで、季節ごとの草花が
宿泊客からも好評で、ほとんどの客はリピーターになる。

丹野さんの宿泊に対するコンセプトは単なる民宿ではなく
外から来られるお客さんとの会話を楽しむことや遠来の客への
山のおもてなしの心とでもいうのであろうか、
別れの時、なにか去りがたい想いを客に感じさせるのである。

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庭を通り抜け、玄関横を見るとウエルカムボードに
4人の名前があり、「お帰りなさい」と書かれてある。

実はこの日もうひとり招待客がいた。この4月から
この椎葉村へ地域おこし協力隊として赴任した村上さん。
移住コーディネーターとしてこれから空き家バンクの整備を
したり、椎葉村への移住者を募ったりする仕事を期限3年で
行う予定だとか。もちろん、本人にここでの生計の道が
見つかれば3年後ここに移住してここで生活する可能性も
あるわけだ。
彼は現在は上椎葉のシェアーハウスに仲間と住んでいるが
この川の口の15年ほど前にここを出て行った方の家を
手直ししながら住んでいくことで自分の仕事を続けたいと
考えている。

この日、我々3人が来るというし、3人とも建築の専門家と
いうこともあり、一緒に朝食をどうですかと丹野の奥さんが
お声をかけられたのであった。

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いつも感心するのは、奥さんの庭づくり、ご主人の
薪積みへのこだわり、家も庭も遊び心に満ちていて
楽しい気分になる。

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入ってすぐの玄関土間からの外の眺め

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オープンキッチンのバックは大きな窓になっている。
そのすぐ外には緑の壁があったのだが、熊本地震の
影響で一部ひび割れや石垣の崩れなどがあり
大々的に大工事が行われ、巨大な擁壁が出現した。
遠くから見ても威圧的で、御夫婦の悩みはこの巨大擁壁を
如何に緑化して見栄えの良いものにできるかである。
私も今後相談に乗っていきたいと思っている。

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地域おこし協力隊の村上さんと話していたら、
先日の青島の天空カフェ ジールでのタイニーハウスの
見学会とそのあとの上映会、座談会に来てM君たちと
話をしたとのことだった。私は早めにここを立ち去ったので
会えなかったがこういう縁もあるのかと少々驚いた。

早速、市木のM君へ村上さんと椎葉で一緒に食事をしていると
電話をする。

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朝食は見栄えも味も最高である。まるでホテルの
朝食のように豊かな気分にさせてくれる。
実に豊かな時間を過ごせた。

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楽しいひと時はあっという間に過ぎました。
再会を約して別れ、一旦上村へ戻り、
片付け、荷造りをして出発。
上椎葉でお土産を買って帰宅の途につく。
日向の手前で谷山さんと別れ、夕方には
串間に帰り着いた。

次回は秋、9月に行く予定である。




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