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オルゴール箱

.25 2024 手づくり comment(0) trackback(0)
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 昨年10月末に福岡の妹の家に数日お世話になった。その時、ピアノの上に木で作った
小さなグランドピアノの置物を妹が自慢げに見せてくれた。知り合いが作っていたのを
買ったという。「欲しかったら、頼んであげようか」というので、お願いした。「その
代わり、オルゴールを入れる箱を作って」と頼まれた。以前、アジサイを彫った爪楊枝
入れをあげたことがある。要は何か彫り物をした箱を作ってくれとの依頼である。11月
末、綾の工芸展で小さな木箱を安くで売っていたので、買っておいた。
 2月末の志布志の生涯学習フェスティバルまでは、作りかけの作品を仕上げることに
精をだし、3月になって、ようやく重い腰をあげて取り掛かった。シンプルな模様か花か
色々考えて、アヤメを彫ることにした。箱は桐でできていた。はっきり言って桐は木彫に
は向かない。柔らかすぎるのと木目に方向性があって、あまり繊細には彫れない。浮き
彫りではなく沈め彫りにした。


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おおよそ仕上がって、さて色付けをどうするか、アヤメ以外を沈んだ色にして花を浮か
したい。背景をこげ茶色か黒か迷ったが、箱の四つ角に2つずつ千切りが入っている。
これを赤く塗ったらどうだろう。そしたら全体は黒がいいと思い、近くのスーパーで水性
の塗料黒と赤を買ってきた。


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 居間でテレビを見ながら、塗ってみると民芸漆塗り風の箱が出来上がった。ちょっとやり
すぎたかと思ったが、とても数百円で買った安物の箱とは見えない。角の赤の千切りが
いいアクセントになった。
 ところで、オルゴールを買おうと調べてみるとたいていはゼンマイを回すネジ穴が下部
についている。それだったら、箱に固定してもしなくてもいいのではと思い、妹に電話する。
「オルゴールは箱の底に固定せずに、取り出してネジを巻いて、箱に戻したら、どうせ聴く
時は箱は開けるんだし」「そうね」と言う事になった。オルゴールは例の木工細工グランド
ピアノの傍に置いて、ピアノ演奏のように見せるそうな。

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 正月に妹夫婦がきたときに、作ってもらった同じ木工グランドピアノを持ってきてくれた。
現在、居間に置いてあるが、そのうちピアノの上に置こうと思っている。




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木彫

.06 2023 手づくり comment(0) trackback(0)
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 今年の生涯学習がスタートした。といっても私が参加している講座は志布志
の講座で場所は安楽の公民館。前年度から作りかけの作品を続けているだ
けだ。がそろそろ、この作品も色付け作業に取り掛からねばならない。頭の
中ではあれこれ考えていて、いくつか試した後取り掛かろうと思っている。
 実は次の作品の準備もそろそろ必要で昨日、新たな材料を注文しておいた。
最近は、オリジナル作品が多い。実は下書きのあるセットもあり、他の会員は
そういうセット作品を注文しているのだが、私は前作の「2匹のニジマス」、その
前の「シクラメン」ともにオリジナル作品である。次は時計にするか、以前から
考えているエッシャーの作品にするか迷っている。

 以前は自宅でも続けて彫っていたが、最近は講座の時間だけ教室で彫るだ
けになった。余裕がなくなったのかな。

 そうそう、そういえば、春に完成した椎葉の古民家のための表札がやりかけ
のままだ。こちらは木の材質がケヤキでやたら堅い。気が重く、なかなかはか
どらない。がそろそろ完成して送ってやらねばと思っている。






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ドライフラワー

.18 2023 手づくり comment(0) trackback(0)
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 先日、「ダマスクの風」でドライフラワーを買った話をしました。どうでもいい話
ですがこんな風に飾ってみました。


 この一輪挿しは沖縄の那覇で買った琉球ガラス。白い花の中に一輪の赤い花
いいですね。


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 これは娘が富山にいる時、二人で小松まで行き、九谷焼のお店を見て回った
時に買ったものです。


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 こうやって、いろんな花が混ざったものもなかなかいいものです。花瓶は、
母が使っていたものです。


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 この花瓶は、上海で仕事をしていた時、2階に設ける幼稚園の屋上遊び場に、
何か楽しい遊びを取り入れようとタイルで壁画を計画した時、それを焼いてもらう
のに、信楽の窯元に発注したのですが、打合せに行った時、お土産にもらった
物です。トイレにおいているのですが、換気扇を止めるとラベンダーの香りが濃密
に立ち込めます。芳香剤とは少し違って、濃い香りがします。


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 こちらはブルーのガラスの花瓶。光に透かした青の色合いが好きで随分前に
伏見の雑貨屋さんで買ったものです。挿したのは、脱色したアジサイです。


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 さて最後に、もらってきたチューリップの球根。こうして、枯れるまで、庭先に
植えました。枯れたら、掘り出して網に入れ、乾燥させるつもりです。でも忘れっ
ぽいから心配です。「あれ?そういえば、・・・・そんなことあったっけ・・・・」とか






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綾工芸まつり

.21 2022 手づくり comment(0) trackback(0)
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 今年も綾町で毎年開かれる「綾工芸まつり」に行ってきました。 
今年は休日との関連で、11月20日(日)~23日(水、休日)という
変則開催でした。行った日が月曜日で、結構すいていたのはいい
のですが、お昼を食べるところが軒並み休日で閉口しました。


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 綾の工芸まつりは新型コロナ禍でも毎年開催されています。これは
思うに時期がいいのですね。毎年、新型コロナは夏と冬に感染者数が
増大していて、秋は丁度、夏の勢いが減って、皆が人の多い街や、旅
に繰り出す時期で、そう考えれば、何も考えず今まで通りイベントを冬
に計画している団体なんか、もう少し考えたらいいのにと思ってしまい
ます。


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 今年はご飯茶碗を一つだけ買いました。この間、会津若松で根来
塗りのお椀を買って、それで朝の味噌汁を食べているのですが、ご
飯茶碗も土物の少し厚みと質感のある茶碗が欲しくて、安くていいの
があったので買いました。中身は大したことなくても気持ちは高級料
亭の朝食です。

 
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 今椎葉で設計してる古民家改修工事の建築主夫婦にリビングの
テーブルをクスノキで作ったらと提案していて、この日、来れたら
おいでと言っておいたのですが、忙しくて来れませんでした。
 お友達になった木屋工房さんが今回幸いにも2つのテーブルを
出品されていたので、その前で国富町からやってきた谷山さんも
入れて、あれこれ打合せすることでした。
 
 出品されていた2品は二つとも売り切れていました。この濃い色
のテーブルは開いた2枚を貼り合わせたもので、中央に継ぎ目が
あります。厚みは50mm、長さは2000mm、お値段は約28万円
テーブルと脚は独立していて、天板は載せてあるだけです。脚を横
にすると座卓にもなります。


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 こちらはクスの1枚板。こういうのは、すぐに売れるようです。中央
の穴は一枚板を強調するため、敢えて残したのだそうですが、購入
者から子供がいるので、穴を樹脂で埋めて欲しいとの要望があった
とか。先の濃い色の方はウレタン塗装で、こちらはオイル塗装。
お値段は約22万円。

 さっそく写真を建築主に送ってみたところ、奥さんはこの1枚板が
気にいったようです。





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木彫

.10 2021 手づくり comment(0) trackback(0)
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 新型コロナが下火になると自然様々な活動が再開となり、ようやく
日常が戻ってきた。はがき随筆ひこばえ、エッセーサークルサクラ、
読書会、小学生への読み聞かせ、そして木彫。それらの活動が予
定表を埋めてくれるとなんだかんだ言ってもちょっと忙しそうになる。
エッセーの方は毎年作っている作品集を今年も作った。原稿はほぼ
上っているが、年末なのでまあ、年が明けてぼちぼち皆で集まって
作業をしようと思っている。はがき随筆は来年2月末が宮崎市で総
会が開かれるが、今回はひこばえが当番グループなので、総会資
料を年が明けたら作らねばならない。同じ2月に昨年は中止された
生涯学習作品展示会が開かれるので展示する作品も作らねばなら
ない。いかにも忙しそうに見えるが、毎年やってることだし、そう焦る
こともない。


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 志布志市の生涯学習の「木彫」は安楽の公民館が会場だ。この
公民館は山宮神社の境内にある。神社入り口には大きなクスノキ
がある。なかなかの御神木だ。


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 月2回、水曜日の午後1時半から3時半まで公民館の2階大部屋の
窓際に机を並べてただ黙々と木を削る。時々周りの人のをのぞいて、
互いの進行具合や出来栄えをあれこれ言いながら、再び木板に向か
って彫刻刀で削っていく。


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 エッシャーの絵を彫るつもりだったが、届いた板のサイズが合わな
いので、前から彫りたいと思っていた文字を彫ることにした。題材は
本阿弥光悦筆、俵屋宗達画の傑作「鶴下絵三十六歌仙和歌巻の
一部を切り取ってみた。文字を削るのが難しい。なかなかはかどら
ない。でも誰も急がないし、作品展には作成途上のものも出品でき
るから気が楽だ。


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 急に寒くなって、冷たい北風が吹く毎日、人との出会いは少ないが
やることはたくさんある。特に暮れから3月までは毎年忙しい。ありが
たいことだ。





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