集落探訪ー赤池

.14 2018 街歩き comment(0) trackback(0)
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前回、広野の水田へ水を引く用水路のことに触れた。
串間市の中心福島を流れる福島川の上流は
大矢取川、大平川、秋山川、奈留川などの
支流に別れる。その支流の間には山や台地が
あり、そこに水田と畑が広がっている。
台地だから畑と単純に思い込んでいたが
随分多くの水田が広がっていることに驚く。

米が唯一の商品作物出会った時期、先人たちは
畑地を少しでも水田にしたいと水を引く算段を
し、今から見れば驚く程の土木作業を自ら行って
山中に用水路を築いている。

広野の公民館で写真展を開いた日の帰り
ソテツの会のメンバー3人で少し寄り道して
赤池に立ち寄った。前から見たいと思っていた
水道橋を見学した。

思っていたより立派な石橋だった。
この用水路は今も生きており多くの水田に水を
送っている。上流から水を引き、こうして小さな
支流を越え、岩山に隧道を穿ちながら
流れている。

なにも驚くことはない。日本全国実は同じような
努力をして先人たちは同じような水利システムを
日本全国に構築しているのだ。

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横の山道を抜け、水道橋の上に出てみた。
最近メンテされたようで水路がコンクリートで
新たに補強されていた。
岩山に穿たれたトンネルを見ていると
一体どうやって掘ったものかその苦労が
偲ばれる。

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帰りに、ちょっと寄り道しようと橋を渡り坂道を上って
台地の上に出た。
正直、驚いた。そこは今まで一度も足を踏み入れたことがない。
長い間、山だと信じていた。
ところが広大な台地が広がっていた。
「三幸ヶ野」という集落である。
現在ブランド「大束甘藷」と呼ばれるサツマイモを最初に
作ったところだという。

考えるにこの台地は川からの高さがありすぎて
きっと水を引けず水田にならなかった土地なのではないか
そうした土地がこの大束には広く分布している。
かつては「いもの産地」などという洒落たものではなく
芋しかできない土地だったのだ。

それを長い時間と手間をかけて
皆で「ブランド化」を図り今日がある。

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一氏から福島川を越え大束の台地下の
市ノ瀬を通った時、道脇を流れる用水路の存在を
教えてもらった。
その用水路が周辺の水田を潤したのだと知る。
公民館の広場に石碑が立っていた。

「開田記念碑」とある。
碑文を読むと明治時代に新田を開田するために
8kmもの用水路を作ったことがわかる。

時が流れ、時代が変わろうとしている。
誰もが米を食べなくなったし、誰もが米を
作らなくなった。これらの農業用の土木構築物が
農業遺産になりつつある。




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集落探訪ー中原

.23 2018 街歩き comment(0) trackback(0)
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広野からの帰り、そのまま帰るのはもったいないと
あちこちに寄り道する。車を運転するKさんは
本業はふすまやさん。集落のすみずみまで
仕事で出向くことが多く、どこに誰が住んでいるか、
誠に詳しい。県道3号線を左に折れて
坂道を登っていくとなんと山中に集落が現れた。
中原集落である。

Tさんが突然、ここには武田神社があるはずだと
言い出した。そこで脇道を山中にはあ入り込んでいくと
見晴らしの良い高台に出た。そこに小さな祠があった。

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新しく建て替えられたようで正面上部に武田菱の
透かし彫りがある。このあたりには武田姓が多い
のだそうだ。

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神社のすぐ前に御神木か大きな杉の木があり、
その横にU字側溝のPCが並べてある。
どうもバーベキューができる憩いの場所のようである。

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高台から見下ろすとあちらこちらにビニールハウスが
立っている。後でグーグルアースを調べてみると
この辺りは非常に多くのビニールハウスが立ち並んでいる。
神社の横に石碑があった。
昭和55年より金柑早熟栽培に着手とある。
金柑たまたまの始まりはこんなところにあったのだった。

中原地区を後にして、来た道を下っていく。県道3号線に
出る直前、左折して急な坂を登り始めた。なんと
そこにも集落があった。胡桃ヶ野集落である。
県道から水平距離にして僅かなのに高度差がかなりある。
いつも主要幹線道路しか走らない。そこから見える家々のみが
集落だと思っていたら、主要幹線道路脇の高台に
たくさんの集落があった。
自分の住んでる町のこと、なんにも分かっていないと知る。





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高千穂牧場

.12 2018 街歩き comment(0) trackback(0)
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半年ぶりに霧島の高千穂牧場に行きました。
寒波のあとで空気はひんやりと冷たく
予想通り山々は雪が積もっていました。
目の前の高千穂峰は雪解けまだら模様でしたが
最高峰の韓国岳は真っ白の雪に覆われ
上空には雪雲が見えていました。

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羊たちが草を食む光景はなんとものどかです。

うーん、実はおじさん、君たちを食べに来たのだ。
まるで飢えた狼になった気分です。

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高千穂峰はいつ見ても山容が美しいのですが
崩れた山肌がなんとも痛々しいですね。

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高千穂牧場が標高500m
右の高千穂峰が1574m
中岳が1332m
新燃岳が1395m
そして白く輝いているのが韓国岳で1700mです。
その左は大浪池かな

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で、あんたは何しに来たの?
だからオオカミさんですよ。
実は昼食にジンギスカン鍋を食べに来たのです。
そう、こういう景色を見ながらひつじさんを
美味しく食べました。





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6ヶ月点検

.05 2018 街歩き comment(0) trackback(0)
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新車を購入して6ヶ月が過ぎた。
暮れに6ヶ月点検の案内が来ていたのだが
忙しかったので年明けを予約した。
その日は朝から雨だった。
久しぶりの冬の雨はなんだか新鮮で寒々とした中にも
雨に濡れた庭木の葉が輝いて見えた。
冬枯れの中で普段気にしない庭木がとても鮮やかで
こんな日はブラインドやカーテンを開け、暖房を利かした
暖かな室内でコーヒーでも飲みながら
好きな音楽を聴いて過ごしたいなどと思ったりする。
皮肉なものだ。この雨の中を都城まで車で1時間
ドライブせねばならぬとは。

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車はいたって気に入っている。燃費も安定してきた。
最初の数ヶ月はアクセルを踏んで結構スピードを出して
走っていたのだが、ある日、メーターの中に○○Km/l
の表示の左右に車が動くと右に緑が走ったり
左にオレンジが走ったりするするのをこれは何かなと
考えて、ある日燃費計だと気づいた。
つまりこうだ。高い燃費率で走行しているときは
右に緑のマークが表れ、低い燃費率で走行しているときは
左にオレンジのマークが現れるのだ。
下り坂をアクセルを踏まずに走るときには右端まで
緑マーク、平地でアクセルを踏み込むと左端まで
オレンジのマークが表示される。
つまり、アクセルを踏みっぱなしでオレンジマークが左端まで
行った状態で走っているとガソリンを垂れ流しにして
燃費の悪い走りをしていることになる。
このメーターがなんたるかを理解してから
車の運転がすっかり変わってしまった。
エンジンをかけるとすぐにオレンジマークが左端まで
現れる。そうして走り初めにアクセルを踏む。
これもオレンジのまま。しばらく40Km/hくらいまで
スピードが出てアクセルから足を離すと初めて
グリーンのマークに変わる。アクセルを柔らかく踏んで
アクセルを離す。これを繰り返してスピードを徐々に
あげる。これがコツである。
ところが市内では信号で停止する。エンジン停止すれば
問題ないが、そうでないとオレンジマークが左端まで
ついたままだ。そうして走行開始で再びオレンジマーク。
つまり停止、スタートを繰り返すとずっとオレンジのままなのだ。
なるほど市内では燃費が悪いわけだ。
こういうことを認識して以来、随分安全運転するようになった。
私の車の後に続く車は迷惑だろう。
坂道はやたらゆっくりと走り、下り坂はすごいスピードで
走る。平地はアクセルを優しく、できるだけブレーキを踏まず
平地で稼いだスピードの勢いでできるだけアクセルを
ふかさずに優しくアクセルに触れて坂道を登る。
メーターがオレンジ色に変わることなく坂道を登り終えると
変な充実感がある。困ったものだ。(暇やね)
ただしこの走り、高速道路ではやらない。
だって楽しくないもん。




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宮崎の街をぶらぶら

.05 2017 街歩き comment(0) trackback(0)
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まるでNHKBS番組の街歩きのようである。
朝の8時半橘通りはご覧のようにひっそりしている。
時折、通勤途上のサラリーマンとすれ違う。

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道路の向こうとこちら側に新しいビジネスホテルが
立っていた。お互い、日向の湯、高千穂の湯とある。
浴場付きのホテルであるらしい。
今日は本当は泊まりたかったのだが、なんだかそういったことが
面倒くさくなってきた。少々遅くなっても帰ったほうが気が楽だ。

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橘通りを県庁の方へ曲がると大きな楠の通りに出た。
少し肌寒いが木陰が濃いので東南アジア独特の緑と
朝の爽やかな感じを思い出した。台北、シンガポール、
バンコクと行った都市の朝の気分に似ている。

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宮崎県庁の前に出た。中の庭を横切ることにした。
中の使い勝手はともかく外観はとてもいい。街や
通りに与えるこの付近の重厚な感覚はとても大切なものだ。

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大きなアコウの木やヤシの木の間を通ると
本当に東南アジアの都市を散策している気になってくる。

今日の目的地宮崎県建設会館が見えてきた。

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実はこの日、3年に一度受けねばならない
一級建築士の定期講習会があったのだ。
一応、設計事務所を開設している手前、
今回まで出ておくかと講習を受けることにした。

一級建築士というのは免許を取得すると更新がない。
ところが法令の改訂や技術の進歩は早く、5年もしないうちに
状況は変わってしまう。それに構造偽装問題や
火災、地震があるたびに消防法が改定され、構造基準は
見直される。そういうわけで、毎年最新情報を
まとめて講習会が開かれるのである。

どうせ寝てるんだろう? 
いやいやどうしてどうして、寝れないのです。
9時20分から16時まで昼の1時間を除いて
真剣に聴きます。というのは最後の1時間は試験なんです。

1級建築士という資格があるだけでは実際に設計の仕事は
できないのです。設計事務所所属の一級建築士になって
初めて設計の仕事ができるのです。また設計事務所は
資格がなくても誰でも開設できるのですが、管理建築士を
置く必要があります。ですから一人で事務所を開くと
管理建築士と一級建築士の資格が必要になるわけです。

講習を聞いていて、思うのはこの仕事はやはりリスクの
多い仕事です。金額が大きいので一旦トラブルが発生すると
個人では対応しきれなくなります。講習では保険に必ず入りなさい
と言われるし、トラブルの事例を読むと大変だなと
思います。

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夕方、講習会が終了して橘通りに出ると、目の前が
「お菓子の日高」だった。入ってすぐ女の子に
「社長は?」「あれ、今ここにいたんですけど」
裏の駐車場に回ると電話をしている。ちょうど今朝方
内外装の改修工事が終わったところだとか。
ここをこうした。あそこをどうしたと説明を受けたが
前がどうだったかあまり記憶にない。
「お茶飲みに行こう。」といつもの喫茶店に行くと
ご主人と奥さんの二人だけ。ヒマそうである。
ご主人はポスター展の支度中である。
ポスター展といっても3枚置いたら
それでいっぱいいっぱいだ。前回来た時は
椅子展だった。家の居間のようで居心地がよく、
この日も4人で1時間くらい喋っていた。

蔦屋によって、コーヒー豆と本を三冊買う。
宮城谷昌光の「湖底の城」3巻、4巻
今2巻を読書中。この本は伍子胥(ごししょ)の物語。
宮城谷さんは三國志以来である。
もう1冊は城山三郎の「そうか、もう君はいないのか」
この本はずっと経済小説だと思い込んでいた。
先日、テレビで城山さんの晩年の物語があり
それを見ていて読みたいと思った。
この本は先に逝ってしまった妻のことを描いた本だったのだ。

最近、山本周五郎や藤沢周平の実生活を扱ったドラマを
見た。それぞれに深く、味わいのある人生を送られていた。
作者を知るとますます作品が好きになっていく。

帰宅して、あれ?コーヒー豆がない。
どこかに忘れてきたようだ。
駐車場でトイレを借りた。あの時かな?





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