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六条の宮 計画

.26 2020 建築 comment(0) trackback(0)
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 いろんなことが順に戻ってきた。読書会、エッセークラブ、はがき随筆
「ひこばえ」、福島小学校、本城小学校生徒への読み聞かせ、木彫同好
会・・・予定表が次々に埋まっていく。
 谷山さんからLINEが来た。アユが解禁になった川に行って、結構釣れ
たとのことだが、ラグビーはまだまだ。

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 ある日、畑で伐採した木々や落ち葉を燃やしていたら、電話がなった。
「ようやく、古民家買取の契約が成立しました。ついては、コロナも緊急
事態宣言が解除になったことだし、家を見に来てくれませんか?」
1月ごろだったか、スーパーでばったり会ったら、「古民家買ったんで
設計お願いします」と言われていたのだ。久しぶりに連絡があった。


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 近いので、自転車で行った。敷地は結構広いし、裏に駐車場棟まである。
玄関を入ると東側に田の字型に6畳間が4部屋、幅1間の板縁が付いてお
り、東側にも半間の板縁が付いている。ここらすべてが増築部という。玄関
から西側には6畳間が2部屋、後はキッチン、風呂、トイレの水回りである。
早速、実測図を作る。うーん、6畳間が6部屋、いやはや二人で住むには
広すぎる。夫婦二人暮らしだというから、そんなに難しくはないが、小さな
パン屋さんをここで開きたいというから、そこがちょっと難しいかな。
 遊び心でプロジェクト名を考える。最初に浮かんだのは、「6畳」→「6条」
「6条の宮計画」うーん、貴族的でいいね。6畳間が6部屋で6×6=36
「Project 36」。とりあえず「六条の宮計画」としておこう。

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 やはり設計は楽しい。雑誌類から関係ありそうなものを抜き出し、自分も
刺激を受けながら、少しずつ建築主を建築の世界へ導いていく。





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かのやばら園

.24 2020 街歩き comment(0) trackback(0)
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「何してんの?」「買い物中よ」「いい天気だね」「今、かのやばら園が無料
解放してるらしいね」「もう少しして出るから昼前に出発しようか」「了解」
ということで天気の良い日曜日の午後の予定が決定しました。


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 例年、ゴールデンウイークから6月初めまでがバラの見ごろで、稼ぎ時
なんですが、今年は新型コロナウイルスに対応して緊急事態宣言がださ
れ自粛が続き、このバラ園も閉館していたのですが、ようやく開園となり
ました。少しタイミングを失したのと広大なバラ園を支えるスタッフやボラ
ンティアが活動できなかったこともあり、例年のように手入れが行き届か
なかったりして苦労された様子。無償開放もそういう事情があったのでし
ょうが、当のバラにしてみれば一番いい時期を誰にも見てもらえないより
も、時期を過ぎたとはいえ、見てもらって喜んでもらうのが最上の喜びか
もしれません。ふと茨木のり子さんの「わたしが一番きれいだったとき」と
いう詩をふと思い浮かべました。似ているかも、バラもきっと同じように感
じたかもしれない。


    ・・・・わたしが一番きれいだったとき  わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるもんか  ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし
歩いた・・・・・・

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 いつもは私の車で行くのだが、「僕の車は宮崎ナンバーだから、君の車で
行こうか」「そうね、県外者はご遠慮くださいってなってるもんね」「石投げられ
るかもしれないし」ということで、念のため鹿児島ナンバーの玻瑠さんの車で
行くことにした。途中、仏蘭西料理を作っていた人がやってるラーメン屋で
ラーメン定食を食べた。久しぶりの助手席は気楽でいい。
 かのやばら園は鹿屋の市街地の南側の丘陵地にある。駐車場は結構空い
ている。停車して、周りを眺める。「あっ、宮崎ナンバーがあった」「ガードマン
もいちいち文句言ってられないしね」


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 この日、強い風が吹いていた。バラ園はそんなに混んでいなくて、5月の
空気が心地よい。スタッフの人がバラ園の中で盛んに枯れたバラを摘んで
いた。いつもの年なら地元の高校生が大勢ボランティアで働いていたが、
今年はそれもできなかったと見え、バラはよく見ると以前着た時より元気が
ないように見えた。


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 以前来た時には、行けなかった隣の霧島ヶ丘公園にある展望台に上る
ことにした。あしもとをゴーカートが巡っている。距離が結構あるので乗って
みたい気もするが、大人だけ乗ってもなー。展望台の手前で既に開聞岳が
見えてきた。素晴らしい展望である。階段を上り、四周を見渡す。西側に
錦江湾が広がり、薩摩半島の南端には開聞岳が聳えている。北の方を見
ると高隈山、その左側には桜島が噴煙を上げている。東の方を見ると志布
志湾の向こうに串間の風車群がかすかに見える。絶景かな絶景かな。


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 玻瑠さんはずっとSTAY HOME していたので、本当に久しぶりに遠出した
と嬉しそうである。前に来てから3年が経つ。「写真撮ろうか」「そこのきれいな
バラの横に立って、マスク外して」「もう、口紅してないのに」「いいからいいから」
「前より年取ったかな」「・・・・・・」
「秋口にマスクを外したら、マスクのあとが白く日焼けせずに残るかもしれないね」


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 気持ちの良い一日だった。本来の5月を体で感じた。なんということもない
近場の外出だが、こんなにも元気をもらう。ずっと家にいた日々のことを
思う。「日常を取り戻す」「コロナ以前に戻る」そういう言葉をよく聞くように
なった。心のどこかにひっかかる。戻っていいのだろうかと。





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空から災厄が

.22 2020 エッセー comment(0) trackback(0)
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 様々な事柄が日常を取り戻し始めている。ストップした経済をもとに戻す
作業は意外に大変だ。公共施設は徐々に一般開放を始めたが、既に2次
感染が始まって慌ててもとに戻すところも出てきた。一進一退といったとこ
ろか。


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 私の周りも、既にエッセークラブ「SAKURA」、読書会は再開した。6月から
はがき随筆の「ひこばえ」も再開することにした。数日前には、蘇鉄の会の
河野さんから早速、恒例の「夜の昆虫採集」を実施すると言ってきた。
「木彫」は7月からの志布志の生涯学習新規講座としては参加できないが
同好会は引き続き参加できることになった。だから実質変わらないのだが
毎回500円が必要になるがそれは仕方ない。釣りも再開してぼちぼち椎葉
へヤマメ釣りに行ってみようかなと考えている。


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 久しぶりに、私の日常風景を「はがき随筆」で切り取ってみた。

     空から災厄が

 強い西風の吹く夕方、運動不
足解消を兼ねて自転車で墓詣り
に行った。走り出してすぐマス
クを忘れたことに気付いたが、
どうせ誰とも会わないと思いそ
のまま走り続けた。
 走っていると何かが顔に当る。
自転車を止めて、眼鏡をはずす
と白い粉が付着している。バッ
グや服にも付いている。遠くの
山々が煙っている。桜島の火山
灰である。墓参りを終え、這う
這うの体で家に逃げ帰った。
 例年、2月から花粉が舞い、
西風の日には火山灰や黄砂が舞
う。新型コロナウイルス以前に
災厄は空から降ってくる。もと
よりマスクは欠かせない。

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 3日前、車を洗った。ピカピカになってよしよしと思っていたら、翌日には
火山灰が降った。あーあ、泣きたくなる。最近、西風の日が多いのだ。





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1本の弦から

.20 2020 街歩き comment(0) trackback(0)
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 巣ごもり中のレパートリーは結構ある。ギターを出してみた。私はギターを
2つ持っている。一つはガットギター(クラシックギター)そしてもう1本がフォーク
ギター(アコースティックギター)。学生時代にガットギターを1本買った。今のは
2代目で、新たにフォークギターが欲しくて、退職して中古のフォークギターを
買ったものの長い間、仕舞い込んでいた。何が違うか。弦が違うし、ネックの太
さが違うから必然的に同じコードでも握りが違う。ガットギターはナイロン弦で、
フォークギターはスティール弦である。新たに買ったフォークギターは形が少し
変わっている。普通のフォークギターの形状をしておらず、どちらかというと
クラシックギターの形をしている。小ぶりなのとK.YAIRI製で、自分で勝手に掘り
出しものかなと思い込んで買った。さて久しぶりにギターケースから出して、調
弦を始めたら、一番細い弦がプツンと切れた。

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 都城の西村楽器に電話したら、スティール弦はあるという。緊急事態宣言の
解除後、行ってみることにした。行く途上で時間を見ると時計の針が止まっている。
ハ~とため息。確か、イオンに時計屋があったな。電池交換しておこう。西村楽器
のある位置を確認するため、適当に手前の駐車場で車を停めて、カーナビに目的
地を入れて、場所を確認。停めた駐車場は文房具屋だった。入ってみることにする。
入口にマスクが大量に並んでいる。こうして直接目にするとホッとする。入ってすぐ
の場所に万年筆用のインクがあった。実は以前鹿児島市の丸善で買った3色セット
のPILOTが出しているインク「色彩雫」で月夜、稲穂、深緑(紺、褐色、緑)を買った。
これも鹿児島市で買った3年日記を万年筆で書いているのだが、つい最近、お気に
入りの稲穂が底をついたので、やむなく今は深緑で書いている。瓶が小さいので
今度は大きいのがいいと思って探したら、棚にあった。実はその時点で今回買う予
定は全くなかったというか、都城にそのインクを置いてあるお店があるとも思わなか
ったので、何の疑いもなく「土筆」(つくし)を買った。後で帰って確認すると「あれっ、
稲穂」・・・・・・慌てて、紙を垂らして先っちょにインクを付けてみる。「まあ、いいか。
同じような茶色だし・・・・」


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 予定外のインクを買い、予定の弦を買い、イオンへ行った。予定外の時計の電池
を交換し、フラーっとお店を見て回る。お客はほとんどいない。店内でラーメン定食
を食べ、予定外の夏用のシャツとズボンを買い。イオンを後にする。
 そうだ、大きめの鉢を買わねばと急に思い立って、ハンズマンで角鉢を二つ買った。

 未だ、鉢はそのまま、ギターの弦は張られないまま、テーブルの上に放置されている。





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久しぶりの雨

.18 2020 日記 comment(0) trackback(0)
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 ある朝、気がつくと表が賑やかだ。表に出てみる。子供たちが嬉しそうに登校
している。隣りの子どもに、「学校始まったの?」と聞くと「うん」。「よかったね」と
云いつつ一抹の寂しさを覚えた。一緒に巣ごもりしていた仲間がある日を境に
日常を取り戻したからだ。私はずっと一人巣ごもりだなどとすねてみたくなるが
隠居生活などというものは元よりそういうものである。仲間がいっぱいいて嬉し
かったのか?と自問する自分がいる。


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 久しぶりに数日続けて雨が降った。天気が続いたので、これはある意味有難い。
天気の続いた後の雨は、巣ごもり生活をより明確にしてくれる。庭や畑の敷地内で
の外部での活動を断念せねばならないから、逆に迷いが吹っ切れるのだ。こんな
日は買い物外出も遠慮したい。そう思うと逆に落ち着く。
 「緊急事態宣言」が解除になっても急に日々の生活は変わらない。こんな中、世界
中で様々な試みがなされている。知らないところで、知らないうちに何かがコロナ以
前と異なる世界観を模索している。そんな期待とも不安とも違う、ちょっと好奇心め
いた感覚でスマホやテレビを見ている。
 隣国、中国、韓国を見ていて不安な気持ちにさせられるのは、次々に様々な事柄
を捨てて、新しい取り組みやシステムを導入することだ。うらやましいなどと思ってい
るのではない。逆に怖いのだ。一方の日本は、何か新しいことをやろうとしても急激
な変化を世の中が受け入れない。今回のマイナンバーカードを使った現金10万円の
振込システムなど良いことだと思うがトラブル続きだ。一向にマイナンバーカードは
普及しない。キャッシュレスも今回のコロナ騒ぎで一挙に進むかと思ったが、そうは
ならない気がする。嘆いているのではない。
 今回のコロナ騒ぎで思ったのは、単純系より複雑系が生存能力を有するという感の
ようなものである。単純系とはなにか?国民のほとんどがスマホを自由に扱い、お金
も情報もそして今回のように監視システムまでその手持ちのパーソナルな小さな機械
に単純化されるようなこと。あるいは車や飛行機などの企業城下町のように単一の企
業で町のほとんどが構成されること。原子力発電所もある意味、これに近い。
 一方複雑系は大企業もあるが中小企業も頑張っているとか、効率最優先に企業や
商業が単一化されない。例えば隙間産業などがうまく潤滑油になってソフト、ハード
含めていろんな選択肢があること。まあ、早い話、居酒屋みたいなものだ。海外には
こういうものがないと外国人に異常に受けている。電話一つとってみるとこれはあなた
の近辺にある話だが、スマホ、ガラケー、電話機、FAX。これらが混在している世界。
日本のこうした状況は西洋合理主義からほど遠い。がその多様性であるがゆえにそれ
ぞれの中で様々な文化が生まれる。世界にカタストロフが生じた時、進化論でいうと多
様化社会の方が生き残る可能性が高い。日本は色々非難する人はいるが、そういう
意味では結構いい線いってる気がする。
 引きこもりは、つい最近まで社会問題であった。今やそういうライフスタイルは主流と
なり、引きこもれない人が社会的に問題となっている。社会常識は変わるという事実は
踏まえておかねばならない。


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 毎朝、新聞の一面の川柳欄を見る。「要請で戦争に行く夢を見た」には思わず笑って
しまった。強制ではなく要請。基準ではなく目安。今回のコロナ騒ぎで、「要請」や「基準」
の日本的曖昧さに苦笑しながら、政治というものが、かつて山本七平さんが「空気の研究」
で延べた「空気を読む」機関に過ぎないということをほとんどの人が感じたのではないかと
思う。「緊急事態宣言」も「緊急事態宣言解除」もどうしてこうものの見事にワンテンポ遅れ
るのか不思議だったが、そうか政府は国民の空気を読んでいるのであって、決して専門家
委員会の意見を重用しているのではないことに気付いた。空気を読むというのは決して悪
いことではない。我々がそろそろ「解除だよね」という気運を感じる能力というのはある意味
大切なことであるが、西洋合理主義や科学の世界では通用しない。様々な検討を重ねて
出来た基準というものは、何よりも先に来る。「これこれの基準を超えたから、緊急事態宣言
を発令します」「これこれの基準を下回ったから基準を解除します」日本の基準は明らかに
基準ではなく目安なのだ。ならば最初から目安とすればいいのである。日本は世界にまれな
不思議な国である。だが私はそれが決して嫌いではない。


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 雨に濡れた緑は、しっとりとして日本的情緒を醸し出す。平屋に住んでいると
日々、風や雨の音が聞こえる。窓を開けると晴れた日には小鳥のさえずりが
絶えず聞こえている。会社勤めのころは最寄りの駅と我が家の間だけがそうした
環境だった。仕事をしている間は、外の環境が気にならない。会社の地下1階から
そのまま地下鉄の駅へおり、電車を乗り継いで、最寄りの駅で駅舎を出た時に
初めて、寒さや雨を感じた。今は自然が近いというか、自然そのものの中に抱か
れて生活している。幸せなことだ。


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